2009年02月09日

フィギュア 四大陸選手権

数年前からフィギュアスケートにはまり、試合のTV放映は毎回真剣に見るようになった。たぶん、トリノ五輪の荒川選手の金メダル獲得や浅田真央選手、安藤美姫選手、高橋大輔選手、織田信成選手などたくさんの日本選手の演技にひかれたのがきっかけだったと思う。

どんなに実力があっても、どんなにふだん練習を積み重ねていても、本番の試合当日に必ず100%の力を出せるとは限らない。当日の体調や環境などさまざまな要因によって、不本意な結果になってしまったり、また思いがけないほど波にのってふだん以上の結果を出せてしまったりすることがある。
スポーツ選手の試合も、学生の試験も、基本は同じだと思う。

SPでミスにより6位に甘んじていた浅田選手が、すぐに気持ちを切り替えて真剣に向かい合った翌日のフリーでは堂々1位、最終的には3位で見事に表彰台に上っていた。最初のトリプルアクセルを失敗しても、瞬時に判断して演技内容を変更し、予定外のところでトリプルアクセルを挿入してフォローするという冷静な演技だったという。

「高校受験の時は、そんなに緊迫感を感じていなかった。」と言っていた娘は、今回の大学受験の数々の経験の中でさまざまな思いを味わうと共に、これからの長い人生の中で何度も立ち向かわないといけないであろう大きく高い壁を乗り越えるために必要な自分自身の努力や姿勢を身を持って学んでいるのだろう。

今回の浅田選手には、いつもリンクサイドで共に闘っているかのような熱い思いのこもった表情で見守っておられるコーチの姿がなかった。演技中の選手を見守るコーチはみんな、リンクで演技する選手達とプレッシャーを共有し励ますかのような力の入った視線で見守っておられる。
実際に闘うのは選手本人であり、本番のリンク上に送り出してしまえば、コーチはただ見守るしかできない。でも、気持ちの上では選手と共に真剣に闘っておられるのだろう。

そんな距離感で、子供を見守り励ましていける親でありたい。




写真は、我家の水槽の魚たちと水草。花壇やプランターの花やハーブと共に、家族を癒してくれる大切な存在。  


Posted by Dreamer at 09:51日常の雑感