2012年07月11日

背負える限度を見極めるということ





土曜日の午後、思いがけないアクシデントに遭遇して以来、安静を心がけて過ごした3日間。


他人に対して怒ったり、どうしようもない事に対して悔やんだりしてみても仕方がないから。

そこに存在する状況を冷静に判断して、出来うる限り最善の対処法を考えて、少しでもいい方向へ持っていけるようにするには、どうすればいいかということだけを模索するしかない...と、思っていた。


 



そんな状態の時には、”プランターで真っ赤に実ったトマトを、どういうふうに使おうかな...。”と考えることすら、”希望”になる。


大きな目標や夢や希望をもって、それを実現するために前向きな努力を積み重ねていくことも大切なのだけれど、不本意なアクシデントや大きな壁にぶち当たっている時には、けっしてあせらず、せめてマイナスではなく、現状維持か、もしくはそういう状況下だからこそ、今までと違った視点で自分自身を見つめなおして、自分の生活スタイルや生き方を点検して、改善点を模索することができたなら、結果として、プラスになることになる。


元気な時や順調な時にがんばりすぎて、いつのまにか積載量200%の状態があたりまえになっていたのだとしたら、最低限必要かどうかとか、自分にとっての重要度とかをそういう機会に見直して、80%くらいまでの範疇はどこまでなのかを確認したいと、思う。


たぶん、後の120%の目標や夢や希望の中には、自分の実力や身の丈を超えたものがたくさん含まれていて、それらは単に自分の努力だけではなく、運とか、他人の力とか、何らかの助けがないと実現が難しい他力本願的なものの可能性が高いと思われるから。


けっして”逃げる”という意味ではなく、”勇気ある撤退”が必要なものを検討することだと、信じたい。



 



たとえ逆境の中にあっても、自分の力だけで背負える範疇を見極めてみると、なにげない日常のあたりまえのことの数々の中にも、たくさんの”希望”があることに気づく。


そして、大きな目標や夢や希望の中に、どれだけ自分自身の見栄や思いあがりが潜んでいるのかということにも、気がつくことができるような気がします。


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Posted by Dreamer at 07:01My Garden