2014年09月29日
「神話からつながる 郷土の歴史と日本のこころ」
「倭健命と加古川フォーラム
神話からつながる
郷土の歴史と日本のこころ」
を聴講してきました。
2012年は古事記編纂1300年、2020年は日本書紀編纂1300年という節目の年に当たるということで、以前から、ご近所のTさんとさまざまな書籍の交換をしていろいろな話をしていたこともあり、2人で参加させていただいたのでした。
竹田恒泰氏の基調講演は聴衆を飽きさせることのない巧みな話術で語られていたこともあり、あっという間に過ぎた1時間半弱でした。
”事実と真実は、違う。必ずしも、同じではない。”
”同じ文章、同じ事象であっても、それを読み解く人の視点や考え方によって、大きく解釈が違う。”ということが、昨今の報道などで大きな問題として取り上げられているように、ひとつの文章や事象から自分が受け取った真実は、あくまで自分自身にとっての真実であって、必ずしも事実ではないかもしれない。
そういう点を前提として、1300年前に編纂された古事記を研究され、”明治天皇の玄孫というご自身の視点からの真実”を裏付ける事実を求めていろいろな地を訪れ、その地の関係者の方に会い、話をうかがっておられるという活動についての竹田氏の講演は、説得力のあるものだったと思います。
兵庫県立博物館の藤田淳氏、
日岡神社宮司の日岡幾朗氏が
参加されたパネルディスカッションも
とても興味深く拝聴しました。
主催の加古川青年会議所のみなさま、有意義な講演会のひとときをありがとうございました。
私もまた、昔読んでいた「古事記・日本書紀」の関連書籍を少しずつ読み直して、機会があれば、そこに記載されたゆかりの地を訪れてみたいと思います。