2015年08月10日

一期一会の風景 2015.8

今回、義母と2人で行った東京旅行で泊まったホテルは、昨年2月末から3月にかけて家族旅行として主人や息子とともに4人で出かけた際に宿泊した、第一イン池袋でした。

ホテルの部屋から見た、街の風景。




娘がこの街で暮らすようになるまで、ただテレビの中継画面などで見ていた風景の中に、だんだん身近な場所が増えていく。

最近では、地元での生活の行動範囲が狭くなって限られてきている分だけ、関西圏のデパ地下よりも、娘のところに行った際に池袋や東京駅近辺のデパ地下で買い物することの方が多くなっているんじゃないかな...と思ったり、娘の地元のスーパーやコンビニの親切なスタッフの方の対応にほっとしたり、お気に入りのお蕎麦屋さんの前を通ると大将や女将さんの顔が浮かんで、後に食事の予定が入っているのに、つい、お店に入ってお蕎麦を食べたくなってしまったり...。

だけど、それは、あくまで”期間限定の生活圏であり、臨時の地元感覚”なのだと、どこかで少し引きがちに見ている部分もあって...。



人との出会いって、本当に、”一期一会”なんだな...と、しみじみと思います。

ある時、ご縁があって、出会って以来ずっと、とても身近に感じていたはずなのに、ちょっとしたきっかけで、不思議なくらいに遠くなってしまう。

そして、またご縁があれば、なにげないきっかけで、また身近なところに存在していたりもして。



人だけではなく、場所とのご縁も”一期一会”。




”一生に一度の出会いであるということを心得て、亭主・客ともに互いに誠意を尽くす心構え”で相対する関係だからこそ、2度と巡っては来ないはずの出会いが何度も繰り返されて、絆がつながっていくのだろうと、思います。


長所があれば、その反面、短所があるのもまた、人だけでなく場所も同じ。

相手のいい面を尊重し、短所を理解し乗り越えて、気持ちのいいおつきあいをしたいという想いが続くのは、結局のところ、相手から私に対しても、誠意をもって、尊重し大切にしていただいているという実感を持ち続けていられるから...なのだろうと、思います。


無理をすると、何事も、続かないものだから。


日常生活のあたりまえの日々においても、さまざまな人や場所との出会いの中に、”一期一会”の心構えを忘れないようにしていきたいと思うのです。



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Posted by Dreamer at 06:55お出かけ (東京)