♪憩いの場所と憩いの時間♪

今日の朝ごはん。

今日から、フィギュアの世界選手権が始まる。
ちょうど時を同じくして、昨日、息子の高校受験の結果発表があった。
本人いわく、「うれしい気持ちと、悔しい気持ちと。」

バンクーバーオリンピックを前にして、選手たちが”（４回転を飛ぶなどの）チャレンジをするのか、安全策を取って大技を回避しまとめていくのか”という選択を迫られていた頃、彼もまた、”希望の志望校にチャレンジするのか、自分の過去の実績や内申点という持ち点から安全圏と言える志望校へ変更するのか”という選択に悩んでいた。

選手たちはみんな誰もが、練習の成果をすべて発揮して、金メダルをめざしたい。
でも、”もしも”のことを考えれば、成功率やその時の状況などさまざまな要因を考慮し、惨敗を避け、金メダルは無理でもせめて入賞を…という方向転換も必要となる。

コーチや親たちはきっとみんな誰もが、選手や子供の今までの努力がむくわれることを信じて、「思いきって、行って来い。」と背中を押してあげたい。
でも、チャレンジして入賞をも逃してしまうよりは、たとえ金メダルでなく銀や銅メダルであっても入賞し、きちんと結果を残すという成果を得た手ごたえを味わってもらいたいという思いも、ある。

そこで、共に悩み、相談にのることはあっても、最終的に判断し、自分自身が納得して結論を出せるのはコーチや親なのではなく、あくまで本人でしかない。

浅田選手も高橋選手も、すでに次の世界選手権において、自分の技にさらに磨きをかけてチャレンジしようとしている。
彼らの先には、４年後のロシアソチオリンピックという目標が待っている。

息子も、手にした合格証というメダルを胸に、次の大学受験にむけてさらに努力する日々がスタートしようとしている。
彼の先にもまた、すでに３年後の大学受験という目標が待っている。