2011年02月06日

”ウッドストックの夏”と、The Tigers

1994年に元GAROのマークがCSN&Yファンの仲間たちと共に伝説の野外ロック・フェス「ウッドストック」(1969年開催)へのメモリアル・アルバムとして発表した作品「ウッドストックの夏」が、2008年にボーナストラックを加えてリニューアルされていた。

この作品の事を知ってからずっと探していたけれど、ネットですら入手困難状態で、昨年12月のマークライブで一緒のテーブルだった方から「難波のCD店で、見かけた。」との情報を得ていたため、一昨日難波に出た際にその周辺のCDショップをまわってみたけれど、やはり、見つかりませんでした。
ところが、帰宅してからひさしぶりにネットで検索してみると、なんと「1枚在庫あり」との表示が…。オドロキ  ネットで「ポチ」っとするだけで、2日後には到着してしまいました。。。タラーッ

”ウッドストックの夏”と、The Tigers


伝説のロック・フェス「ウッドストック」の頃は、まだ1ケタの子供でしたから...正直言って、その頃も、そして今もなお、よくわからない部分が多いです。

John Lennonも訴えていた”ラブ&ピース”。「愛と平和」。
そして...理想と現実。

ただ、答えが見つからない、はっきりとはわからないけれど憧れてしまう”何か”がそこにあるから、長い年月を経ても変わらずにひかれてしまうのだと、思います。

マークさんのブログを拝見していると、そこにはよく元タイガースの加橋かつみさんのことが書かれています。去年のライブでも、かつみさんとの交流の事を語るマークさんはとてもうれしそうでした。

私はGSのことはあまり詳しくなくて、当然、あの時代に流行っていた歌はいくつか知ってるし、歌えるものもあるし、今も芸能界で活躍しておられる方々にはGS出身者の方がたくさんおられることくらいは知っていたけれど、真剣に聞き込んだことはなかったので、最近になってタイガースの歌をいろいろきちんと聞いてみたり、YouTubeなどにあがっている映像を見たりしています。
(マークがブログ記事の中で、ミュージカル「ヘアー」の存在を”GAROの原点”だと書かれていたけれど、今までの私は、”そこで、マークとボーカルが出会ったミュージカル”ということくらいしか知りませんでした。去年、当時のメンバーが集まって6月と12月に東京で「HAIR 1969 LIVE」を開催したという記事を、マーク以外の関係者の方のブログなどでも読んでいくうちに、そのミュージカルで主役だった加橋かつみさんについてもいろいろ知って、なんとなくひかれるものがありました。)

そして、私の知っているタイガースの歌のいくつかのボーカルが、沢田研二さんではなく、加橋かつみさんだったことを知りました。声が、すごく魅力的だと、思います。

そんな中、「ヒューマンルネッサンス」というタイガースのアルバムが気になって購入しようとしていたら、我家にタイガースのCDがあると主人が言い、探し出してくれました。彼は、タイガースの歌の中で一番「廃墟の鳩」が好きで、その曲が入っているからこのCDを買ったらしい。

”ウッドストックの夏”と、The Tigers


そして、購入した2枚のCD。加橋かつみさんのソロアルバム「パリⅡ」とタイガースの「HUMAN RENASCENCE」。

”ウッドストックの夏”と、The Tigers ”ウッドストックの夏”と、The Tigers


加橋かつみさんが2008年に出演したネット番組で、”座右の銘は昔は「ラブ&ピース&フリーダム」だった。その後「モラルとデリカシー」になって、最近また「ラブ&ピース&フリーダム」に戻そうかなと思う。”と語っておられました。

昔、音楽が好きでひたすら没頭していた10代の頃の私に、「音楽では、生きていけない。」と父が言った。たぶん、”学生は、勉強が本分だ。”とか、”音楽を、将来仕事にするのは難しい。”とか、”音楽にのめりこんでいる暇があったら、家の手伝いをしろ。”とか、そういう、いろんな意味が込められていたのだと思うし、それは父親の立場から子供(私)に対しての本音であり、ある意味、真実だったのだろうとも思う。

でも、あの頃の父の年齢を超えた今の私が、もしあの頃に戻れるのならば、「心から好きで没頭できる”何か”がなければ、生き続けていけない人間もいる。そういう意味で、音楽に救われて、音楽がなければ生きていけない人も、いると思う。」と、答えるような気がする。

私にとっての音楽は、「希望」と同じようなものなのかもしれない。




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Posted by Dreamer at 13:41 │音楽の話