2013年01月22日
IKEA 神戸にて (1/20)
「きょうのあさごはんは、おかあさんがIKEAでかってきたホットドッグセットで作ったホットドッグと、お野菜たっぷりのミネストローネスープでした。」
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この日、選択科目の関係で、息子の会場入りは余裕を持っても午前10時頃で終了予定は午後4時頃。
その6時間の待ち時間の間、義母が探しておられる伸張式ダイニングセットを見るため、また私たちにとっても、春には娘が独立する予定なので、主人は空いた部屋を趣味のオーディオルームに模様替えする構想を持っているらしく、いろいろ研究しておきたいものがあり、IKEAに出かけることになりました。
すごく基本的なことなのですが、「家」というものは、そこで”誰が””どんなふうにそこでの時間を過ごしたいのか”という想いによって内容が全く違ってくる器のようなものだと思います。
理想というフォームの提案があって、情報として取り入れつつも、それをどんなふうに自分たちらしくアレンジするのかという正解は、すべての人それぞれの心の中にのみ存在する。
我家が好きでよく観ている「大改造!! 劇的ビフォーアフター」では、いろいろ問題を抱えながらもその家族のさまざまな歴史を背負っている家を、完全に建て替えるのではなく、それぞれの歴史の中にある思い出を大切に残しながら、現在の時代環境にあわせて毎日の生活を過ごしやすくするようにリフォームするという視点で、いろいろ個性豊かな匠が知恵を絞って取り組まれている中に、とても参考になることがたくさん含まれていると思います。
無尽蔵に予算があれば、実現できない理想はないのかもしれないけれど、ふつうの一般人にはどうしてもシビアな予算があるからこそ、知恵と工夫を総動員してなんとか近づけていきたいそれぞれの理想がある。
ずっと断捨離を気にしながらなかなか進まなかったけれど、今まで子供たちと共に長年過ごしてきた我家でしたが、子供たちの独立の時期をむかえ、彼らが自分たちにとって必要だと判断して持ち出したものの後に我家に残ったモノをていねいに整理整頓していくうちに、今の私たちにとって本当に必要なものが残ってきて、今後どんなふうに生きていきたいかが見えてきて、自然と断捨離が進むとともに、私にもようやく”子離れ”の心構えができてくるのかもしれません。
主人や私の田舎の本家には、家屋敷と仏壇と墓に込められた歴史を守るという使命のもと代々の後継ぎが受け継いできた数々の財産と共に重い責任があって、いわゆる分家にあたる主人の実家や私の実家にはそういう歴史がない代わりに自由がある。
”何を大切に守っていきたいのか”ということに対しても、理想を言いだすときりがないけれど...。
「人生」というものも、「家」と同様に、”どんなふうにそこでの時間を過ごしたいのか”という想いによって内容が全く違ってくる「限られた時間」という器なのかもしれません。
それをどんなふうに自分たちらしくアレンジするのかという正解は、すべての人それぞれの心の中にのみ存在する。
結局、この日のIKEAでは伸張式ダイニングセットの展示品を見て情報をいただいたり、そこで提案されているワンルームのインテリアを見てそろそろ準備し始めないといけないはずの娘の新居についてあれこれ想いをはせたりしながら、そんなことを考えていた私がいました。
休憩に立ち寄った1Fビストロの、ソフトクリーム(50円)とホットドッグコンボ(150円)。
Posted by Dreamer at 11:17
│お出かけ (神戸)