2014年09月23日

”オトナの憩い”

最近、図書館で借りて読んだ杉浦日向子さんのエッセイ本



「杉浦日向子の 食・道・楽」
杉浦日向子 著 (新潮社)より
2006年7月25日 発行








オトナに必要なものは「憩い」

”オトナはくたびれている。
 手のひらに山盛りのサプリメント。医者に通い、宴会に通い、家族を思いやり、職務を気遣い、自分なんか、ポケットの隅の毛玉くずのように置き去りだ。
 がんばって来た。ほんとうに良くがんばった。ぼちぼち、上手に、サボろう。

 まずは陽に当たろう。夜は疲れる。ひとりの時間を、ほんのり明るく楽しもう。”


”憩うとは「ひとり」を楽しむ時間のこと。他人任せの温泉ツアーや、有名シェフの晩餐会でもない。
 予約やチケット無しに、ずっと身近に、日常の中で、自分自身を和ませなくては。
 「憩」という字は、心の上に自らの舌が乗っている。心と自らと舌。これは、味わうことにより、心身がいやされるということだろう。飲食のみならず、景色、出会いも味わいだ。それを、ひとりで、する。ひとりで選んで、ひとりで行って、ひとり、味わう。

 オトナなんだから、ワケないはずだが、案外、みんな、していない。”


(杉浦日向子)




昨今のご時世では、いわゆる”穴場”と言われるようなところでも、あっというまに口コミ情報が広がってしまって、予約なしでふらっと訪れると”憩う”ことすらできないことが多いのだけれど...。(そして、たとえ自分のための記録とはいえ、こういうブログに情報をまとめておくことも、そういう口コミ情報の一端を担っているということも、わかってはいるのですが...。アセアセ


著者が伝えたいのであろう「憩い」に対する想いに、やっぱり共感することが多かったので、覚書。



<杉浦日向子 著書 関連記事>
・「もっとソバ屋で憩う -きっと満足123店-」(2014.9.11
・「ソバ屋で憩う -悦楽の名店ガイド101-」より (2014.9.11
・”憩う”という目標 (2014.9.8






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