2017年03月24日
菩提の道場 -2
先週末の愛媛へのお遍路は、本当に、ひたすら巡礼の旅に没頭する行程でした。
昨年の夏、義母をお誘いして訪れた愛媛・道後温泉への小旅行とは、まったく違う、私にとっての発見の旅だったと思います。
”菩提”とは、”煩悩を断ち切って、悟りの境地に達すること”
「5月末までに、結願する」と決めてから、旅行気分よりも”お遍路さんとしての修行”を優先したスケジュールを組むことになって、さすがにお義母をお誘いするには厳しいという状況になりました。
”長い山道や、参道の階段はきついし、黙々とお寺巡りをするよりも観光がしたい”との義母のご希望なので、出来るだけ主人と2人で出かける際に難所を済ませておいて、最後の満願寺を訪れる時には義母もお誘いして、ゆったりした気分で観光もしながら結願をめざすこと。
お遍路で四国をほぼ1周して、もう一度、ゆっくり訪れたいと思ったところがたくさんあります。
お遍路を終えてから、今度は義母もお誘いして、次はのんびり、そういったところへ小旅行で訪れること。
そんなことを目標に、今年に入ってからは主人と2人で、徳島(1/28、29)から高知(2/25、26、27)、愛媛(3/18、19)へのお遍路を進めてきました。
2015年2月の、香川への小旅行。
2015年3月の、徳島から高知への小旅行。
2016年7月の、愛媛・道後温泉への小旅行。
振り返ってみれば、その当時はお遍路という意識がなく立ち寄っていた札所の数々がありましたが、今回、納経帳を携え、輪袈裟をつけて金剛杖と共に訪れて、参拝手順に沿ってお参りをするということを繰り返していくうちに、同じ場所でも観光気分で訪れていた時とはやはり違うように感じます。
”違う自分を発見する”
これからも、そんな発見の旅を続けていきたいな...と、思います。