♪憩いの場所と憩いの時間♪

４月中旬なのに、肌寒い小雨の日。

朝からあれこれくよくよ考え事をしては、気分が落ち込みがちだったので…。
晴間は見えないけれど、小雨の降る中、いきなりガーデニングを始めてしまった。





「雨が降っているから、寒くてカゼをひきそうだから、今日は植え替えができない。」と思うのも、

「小雨だから、今日植えかえておくと天気が良くなった時に根をはりやすいだろうから、今日のうちに植え替えを済ませておこう。」と思うのも、

同じ日、同じ状況下で、同じ人間である、私が思うこと。

ちょっと視点を変えるだけで、導き出される結論は１８０度違う。
たぶん、私が娘に伝えたいと思うのは、気づいて欲しいのは、そういう単純なこと。

小雨の中、ガーデニングをしながら、なにげなく見ていた風景から。








寒くてふるえそうだったし、雨の中土いじりをすると泥まみれになってしまったけれど、

それでも、

むしろ、それだからこそ、

やり遂げた時の気持ちが充実していたのも確かだと、母は思った。







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一時期、”ゆとり教育”という言葉がクローズアップされ、”詰め込み教育”が否定されていた。
そして最近、”ゆとりだけでは、やはりダメだ。”という傾向に変わってきているみたいだ。

なんとなく、勉強も、ガーデニングも、お料理も、すべてのことにおいて同様に、基本的な知識や技術を学んで自分の中に”いろいろ必要な情報を詰め込んだ引き出し”を作っておくことは重要で、そして、たくさんの情報や経験から得たものをどう生かしていくか…という段階になって、”ゆとり”というか”余裕のある視点”が必要になってくるような気がする。

我家には、きちんと庭と呼べるようなスペースがほとんどない。それでも私は、好きなバラやハーブを楽しめる環境を作りたい。
かと言って、ホームセンターや園芸店で見て気にいったバラやハーブを次々買いこんで来て、狭い敷地内に詰め込み状態で無秩序に植え込んでも、結局、うまく育たない。
我家の敷地環境の中で日当たりや風通しの状況を考え、花壇やプランターの配置を考慮したうえで、ある程度ガーデニングのイメージを描きながら作り上げていくために、いろいろなガーデニング雑誌やテレビやネット情報などによりさまざまな植物たちの基礎知識を仕入れておくという知識の引き出し作りが必要で、それらをベースに取捨選択した植物たちを、実際の作業においてあれこれ試行錯誤して植え込むことを楽しめる時間と気持ちの余裕があることによって、理想のガーデニングに近づける。

たとえば私は、お料理が得意ではない。でも、おいしいものを食べることは大好きだ。なんでもいいから、ただお腹が満たされて栄養を取れたらいいという類の詰込み的な食事をするよりは、贅沢はしなくていいから、目で楽しみ味で楽しめ、心が満足するような食事のほうがいい。
もちろん、食費においての外食費の制約やダイエットとしてカロリーを気にしないといけないという問題があるにしても、毎日、母として主婦として家庭料理を作る必要がある以上、たまのおそとランチやディナーでいろいろなお店のシェフの工夫を味わい、学び、私の中にあるお料理イメージの知識の引き出しを充実させたうえで、料理本やネットなどの情報を参考にしながら、家庭で入手できる料理素材や調味料などを使ってキッチンで試行錯誤して作り上げる気持ちと時間のゆとりがあればこそ、家庭料理が楽しくなるのだろうと思う。

学校の勉強も、同じだと思う。
自分自身が興味のあることは夢中になって情報を集めるし、学ぶことがおもしろいし、知識の引き出しがいっぱいになったら、それらを整理整頓して使いやすくする作業もまた、楽しい。学んだことを、実際に応用して、実際の生活の中に役立てたり生かしたりできると、すごくうれしい。

夢中になって情報を集め学んでいく過程を”詰め込み”と表現するのなら、それはけっして悪いことではないし、
たくさんの知識が混沌とした状況になってしまったら、いったん休憩し、知識の整理整頓をするために必要な気持ちと時間の余裕を”ゆとり”と表現するのなら、それもまた、けっして悪いことではないと思う。

どちらも必要で、どちらも大切。結局、自分自身が、それらのバランスをうまく取ることができるかどうか…。
問題は、そこにあるのかもしれない。

…というような事を、最近、「学業や部活等、さまざまな”やらねばいけないこと”や”自分がやりたいこと”に追われて、毎日、全然時間がない。」と、気持ちの上で余裕を失いがちの娘にうまく伝えたいと願いながら、なんとか時間を見つけて会話をしようとすると、反抗期の娘に猛烈に反発される結果となって、母娘バトルを繰り返しては、複雑な心境になってしまう。

コミュニケーションって、難しいものです。
心配性な母と思春期の娘の組み合わせは、特に、難しいのかもしれない…。



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先日、あかねの湯の帰りに立ち寄ったホームセンターで買ってきた植木苗。



以前から葉山椒の鉢はあって、新芽をたけのこの煮物に添えたり、卵どうふに飾ったりしていた。
”実山椒があれば、自家製の山椒を入れたいかなごのくぎ煮が作れるのになぁ…。”と、ずっと思っていたので、今回買ってみた。
これからの時期、イタリアン系のお料理に少し添えるだけで風味を増してくれるバジルとオレガノとイタリアンパセリも買ってきた。
（ローズマリーやタイムの苗は、衝動買い。現在、数年もののローズマリーやタイムの苗ばかりなので、時折、むしょうに新苗が欲しくなる。）

ガーデニングとして小さな苗から育てる過程を楽しみ、花が咲いたら自宅の周囲が華やぐだけでなく室内に飾って楽しむことができ、実や葉を収穫してお料理することによって、お料理作りも楽しくなる。そうして出来上がったお料理は、自分だけでなく、家族全員が味わって楽しめる。

”詰め込み”とか”ゆとり”とか、そういうこと以前に、何かに夢中になって学んだり努力したり試行錯誤していく過程を、そんな感じで楽しめるのが、一番いいんじゃないのかな？って、私は思うのだけれど…。

今日も私の仕事はお休みなのに、雨。
もちろんお母さん業と主婦業にお休みはないけれど、あれこれくよくよ悩んでいても仕方がないし、晴耕雨読の精神で、家事の合間にガーデニング雑誌や料理本や趣味の本を読んだり、ネットで情報収集したりしながら、晴間が見えたら、気分転換にガーデニングでも致しましょう。

  

今日の朝ごはん。




昨夜も部活のイベント準備のため遅かった娘を駅まで迎えに行き、それでもいつも通り早朝に起きる主人に、今日も聞いてみた。
「オムライスと菓子パンと、どっちがいい？」
「…・オムライス。」
好きなものだったら、早朝でも平気で食べられるってことですね。。。

昨日、午後からミニスイートポテトをたくさん焼いておいた。お弁当のデザートだけでなく、帰宅が遅いわりにいいかげんな夕食しか食べていない娘が夜つまむのにもいいサイズ。
やはり、夜食にカップうどん（彼女は、実は赤いきつねが好き。）にお湯を入れて待つ間に、ひたすら、つまんでいた。

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そして、お弁当。保温弁当のごはん容器にオムライスを詰めるのには、かなりコツがいります。。。