2011年09月07日

六本木萬ねん  (9/6:加古川)

どこから手をつけていいのかわからないくらいに問題が山積みであっても、ただ途方に暮れているだけでは一歩も前に進まないから、ひとつひとつ、目の前の事を片づけていかないといけないのは何事も同じ。

結婚して実家を出て、○○年。
主人の実家に同居していた年月は”私の実家は完全によその家、盆暮れに挨拶してすぐに戻ってくるだけのところ”という状態だったし、その後、私自身が身体を壊していた時代には実家に助けてもらったり面倒をかけたりしなかったというより、実家は実家なりにいろいろと大変なことがあって自分たちのことで手いっぱいだったし、反対にそういった頃に私が何か手助けをするという状態でもなかった日々だった。

それだけの年月、別々に生活をしていると、正直言って、実家の内情は全くわからない。
それでも、いざ親が倒れたり、何か問題が起こったりしたら、どんなに遠く離れていても「実子」という立場の人間にいろいろな事が飛び込んでくる。

実家の父の退院日が決まったら主治医に話を聞きに行く前に、いろいろ話を聞きたかったので、Tさんにつきあっていただいてお昼のランチレストランに訪れたのは六本木萬ねん。ここは、Tさんも親戚の集う法事などでよく訪れているとのことでした。




介護関係の資格を持って、実際に仕事をされていたことがあり、義両親の近所に住んでいる事から近年義父のお世話をし見送られ、現在も義母のお世話をされているTさんから、プロとして実際に介護現場で経験された事やご自身が自分の問題としてひとつひとつ対処しておられる身内の実情からの経験談としてうかがうお話は、本当に学ぶことが多いものでした。

その家その家で全く事情が違うし、みんなそれぞれ性格や能力も違う。
それでも、子育てのいろいろな場面で相談しあったり、できることを持ち合って協力し合ったり、時には一緒に気分転換のカラオケやランチに出かけて憂さ晴らしをしたり、そんな日々の中で積みあげてきたお互いの信頼関係のうえで、ふつうは言いにくい事、聞きにくい事までぶっちゃけて語りあえる会話には、いろいろ違っている諸事情の”基礎の部分になる大切な何か”が見えるような気がします。

私に出来る事、出来ない事。出来ない部分については、どう対処していけばいいのか。

どこにも、「正解」はないけれど。とにかく、ひとつずつ、地道につぶし込んでいくしかないけれど、茫然と立ちすくんでいる訳にはいかないから。
無理はできないけれど、ただ、出来る事を少しずつがんばっていくしかない。

オーダーしたのは、平日限定ランチの萬ねんランチ(1200円)。




 


 


「出来ない事を数え上げてマイナス思考に陥ってしまうより、自分に出来る事と出来ない事を冷静に確認して、出来る事を少しずつでいいからたんたんとこなしながら、出来ない事をどうつぶし込んでいこうと考えていると、少なくても前向き思考でいられるよね。そのほうが、精神的にずっといい。」と、たとえ語りあう内容は重いものであっても、おいしいランチをいただきながら雰囲気のいいお店で話していると、やはり、気分が違います。スマイル




昨日もまた、Tさんといろいろ話し込んでしまったため、ランチタイム最終の時間までお邪魔してしまいました。
最後にお願いしたお茶のおかわりまで、笑顔で気持ちよく対応していただいた六本木萬ねんのスタッフのみなさま、ありがとうございました。


<六本木萬ねん:過去ログ>
2011.7.31
2010.11.26
2009.2.4

<お店の所在地>
◇加古川市加古川町北在家2720 ℡:079-456-0039


  


Posted by Dreamer at 08:04グルメ (加古川)