2012年03月21日

春はざわざわ 2012 ~柳原陽一郎ライブ~



昨夜、会場で購入したこのCD(600円)の売上の一部(100円)は、飯館村への募金に充てられるそうです。


   *********************************




春分の日の昨日の夜、
大阪・梅田のムジカジャポニカで開催された
柳原陽一郎ライブ「春はざわざわin 大阪 2012」に
行ってきました。



どうやら、自然に、その時の自分の身体が必要としているもの(栄養)を含む食べ物を食べたくなるように、その時の自分の心が必要としているものを含む音楽がむしょうに聴きたくなるようで、充実した3時間の音楽ライブ音符の時間を楽しんできました。

熊坂るつこさんというアコーディオン奏者の方との共演だったのだけれど、彼女の笑顔と奏でるアコーディオンの音と、音楽に対する彼女の素直で真摯な姿勢が感じられる演奏がすごく印象的で、良かった。

ミュージシャンの音楽であれ、フィギュアスケーターのスケートの演技であれ、 サッカー選手の試合であれ、シェフにとってのお料理であれ、ファンとか聴衆とか審査員とか観客とか食べる顧客とかいう受け手側の反応が大切なのは当然であったとしても、創り手が、その対象となるものを本当に心から好きで、素直に真摯にむきあって、自分自身が満足のいくまで徹底的に追及してつきつめて創りだしているものは、そのまま、その人の姿勢や生みだした作品や結果に反映されて、結局、受け手側の心に伝わる”何か”があると思う。


   *********************************



「バンド(たま?)を離れて、ひとりになった頃は、”俺(の音楽?)”っていうのに、へんにこだわっていた。
 自立とか、自活とか、”自”っていうのは大切なんだけれど、今は、"us"..."we"って、やっぱりいいなぁ...と思っている。」


”あなたがいなくては、生きていけない”は、依存かもしれないけれど、

”あなたがいるから、笑顔で明るく生きていける”ということは、すごく、大切な事なのだろう。

と、なんとなく、思った。



   *********************************



たぶん、私が欲しかったものが、いろいろ、そこにあったような気がします。


”気がついていることはごまかさないで、自分が納得のいくまで、ちゃんとむきあいたい。

 そうすると、自分にできることの限界や非力さに直面して、つらいことも多いけど。

 無理してがんばらなくていいけど、自分がやりたいこと、せめて、自分ができることには、
 真摯な気持ちで、一生懸命取り組むことができるといいね。”


そんな感じの、さまざまなものを集約して、研ぎ澄まし熟成した後に残した末の、シンプルな音とメッセージのようなもの。



※”ホントのバラッド” 「Yanachannel」より


   *********************************


【自分自身の頭の中で混沌としているものを整理するための雑感:過去ログ】

「みんな、”個性”を持っているから」(2012.3.11)
「たいせつなもの」(2012.3.8)
「2012年3月上旬の風景と、”守破離”についての雑感」(2012.3.6)
「さよなら人類」(2012.3.2)


  


Posted by Dreamer at 06:44音楽の話