2014年01月22日

里帰りの日の、雑感

自分の実家を訪れるということって何でもない事のはずなのに、結婚してすぐの同居時代には義父母から"もうすでに他所の家なんだから、お盆とかお正月に、(義父母に対して)「行かせていただきます。」ときちんとお願いして許可を取って、遠慮しながら出かけて行くところ"と、イヤというほど刷り込まれていたこともあって、今でも、どこかに罪悪感みたいなものを感じてしまうのは、一種のトラウマなんだろうなぁ...と、思う。

人はみんなそれぞれが、前時代的な価値観とか、現代風のものの考え方とか、いろんな意識の混沌の中で、自分にとってのあたりまえこそが"常識”だと判断してしまうから、難しいのだと。

それでもやっぱり、自分が親の立場になると、息子や娘が独立して別世帯になって、いつか家庭を持ったとしても、どこかで家や墓や仏壇を守ってもらうということを考えるならば、基本的には両方の家や親を大切にして欲しいという気持ちはあっても、出来るだけ子供たちに無理強いせず負担を与えない事を前提として、ある程度意識上の線引きは必要なのかもしれない...とも、思う。 実際、子供の立場で両方の実家や親を思う気持ちがあったとしても、仕事や家事などの自分の日常生活を守り、次世代の子供たちのことを気遣い、そして両方の親や実家へ配慮するにおいて、理想通りにはなかなか出来ないのが本音だし...。

そんな事をあれこれ考えながら歩いていた大阪の街で買ってきた、主人へのお土産プレゼント



私よりも先に衣服の断捨離を゙進めている主人は、昨年、古いネクタイをたくさん処分して少なくなっていたので、年末年始には気にいりそうな柄のものをあれこれ探していたのですが、堂島の洋品店の店頭で珍しい柄のネクタイに魅かれてお店に入り、素敵な奥様の接客に、ついつい、薦められて悩んでしまった柄すべてを購入してきました。


”出会いって、確かに、あるよね。"と思って帰宅したら、びっくりするほどすぐのタイミングで、私の母方の叔母から電話があって...。



”みんな、それぞれ背負っているものが違うから、無理せずに、出来ることを誠実にやっていくしかないよね。”

”しんどくなったら、自分を赦し、相手を赦し、何もかもすべてを赦せるまでに悟れたらいいんだけれど、なかなか難しいものだよ。”


会話の中でいただく言葉の一つ一つが、心に染みいるような気がしていました。


  


Posted by Dreamer at 07:30日常の雑感