2009年10月19日
ホワイトチョコレートのラスク
昨日、実家へ出かける前に、開店直後の阪神百貨店に立ち寄ったのは、いろいろないただきもののお返しのラスクを購入するため。今月から、冬季期間限定で販売開始されたホワイトチョコレートコーティングされたラスクが、(ホワイトチョコレート好きの)主人もすごく気にしていたので、自宅へのお土産用も含めて購入したかったのだった。
”午前10時開店すぐだったら、そんなに並んでいないだろう。”と思っていたのが甘かった。大阪駅について、地下街に降りたのは午前10時3分頃。”開店前には間に合わなかったなぁ…。”と思いつつも、いつもの地下1階入り口付近を見ると、すでに今まで並みの行列ができていた。
とりあえず、小走りで列の最後尾についたところが約50分待ちの表示。しかも、今まで以上に進むのが遅く、結局1時間強待っていたことになった。
並んで待っている間、周囲でなにげない会話が始まるのは、やはり”大阪人気質”なのかもしれない。誰が口火を切るということもなく、”お菓子を買うためにこんなに待っているなんて、おもしろいなぁ…”という雰囲気で、雑談が始まる。全く知らない人たちが、時には笑いながら、時には真剣な顔で、待っている間におしゃべりをしている会話のまじめな軽さ。見知らぬ同士の会話という特殊な状況の中で、全く重さはなく軽快に、それでもその場限りの相手に対する最低限の誠意を意識してなされる会話の数々。その微妙なバランスが心地いい。
”どうしても必要だったら、ネットの通販で買えるのに、どうして行列覚悟でわざわざ売り場に買いに行くのだろう?”
自分でもそれがすごく不思議だったのだけれど、その”無駄な時間”ともいえる待ち時間のそんな雰囲気の魅力があるのかもしれないと思った。たくさん購入した大袋を持って乗り込んだ地下鉄の中でさえ、見知らぬ年配の女性から、「ここのん買うのには、ずいぶん待って大変やったやろ?私が買いに行った時には、1時間半待ちやった。」と突然話しかけられ、「今日は、開店とほぼ同時に行ったんですが50分待ち表示で、実際はそれ以上並びましたよ。」と答え、その女性が降りて行かれるまでの間車内であれこれ会話しながら、そんなラスク談義を楽しんでいる私がいた。
”軽いけれど、楽しめる” ”後味が、心地いい”
このメーカーのものに限らず、”お菓子としてのラスク”にはそんな会話に似た魅力があると思う。
今回買ったホワイトチョコのラスクは、行列中の井戸端会議ですでに食べてみたことのある方から、「プレーンはすごくおいしかったけれど、ホワイトチョコレートがかかった分はかなり甘かったですよ~。」とうかがったけれど、その後すぐに「でも、それはあくまで私の感想だし、甘いもの好きな方にはすごくおいしいのかも。ご自分でもお味見してみてくださいね。」というようなフォローのひとことがあった。
”はっきり、自分の意見を言う”ということと、”コミュニケーションを円滑に楽しく進めるために、他者への気遣いを忘れない”ということ。
相反するようでいて、その両方のバランスが取れている会話には、ラスク同様に”軽いけれど、楽しめる””後味が心地いい”という魅力が備わっているような気がする。
帰宅前に、もう一度デパ地下に立ち寄り、購入したのは息子の好きなケーニヒスクローネのチョコレートケーキ。
息子はこれをひとりで1ホール食べてしまえるくらいに好きなのだけれど、主人はクランツの方が好き。人の嗜好って、結局、そういうものなのだろうなぁ…と、思う。
”午前10時開店すぐだったら、そんなに並んでいないだろう。”と思っていたのが甘かった。大阪駅について、地下街に降りたのは午前10時3分頃。”開店前には間に合わなかったなぁ…。”と思いつつも、いつもの地下1階入り口付近を見ると、すでに今まで並みの行列ができていた。
とりあえず、小走りで列の最後尾についたところが約50分待ちの表示。しかも、今まで以上に進むのが遅く、結局1時間強待っていたことになった。
並んで待っている間、周囲でなにげない会話が始まるのは、やはり”大阪人気質”なのかもしれない。誰が口火を切るということもなく、”お菓子を買うためにこんなに待っているなんて、おもしろいなぁ…”という雰囲気で、雑談が始まる。全く知らない人たちが、時には笑いながら、時には真剣な顔で、待っている間におしゃべりをしている会話のまじめな軽さ。見知らぬ同士の会話という特殊な状況の中で、全く重さはなく軽快に、それでもその場限りの相手に対する最低限の誠意を意識してなされる会話の数々。その微妙なバランスが心地いい。
”どうしても必要だったら、ネットの通販で買えるのに、どうして行列覚悟でわざわざ売り場に買いに行くのだろう?”
自分でもそれがすごく不思議だったのだけれど、その”無駄な時間”ともいえる待ち時間のそんな雰囲気の魅力があるのかもしれないと思った。たくさん購入した大袋を持って乗り込んだ地下鉄の中でさえ、見知らぬ年配の女性から、「ここのん買うのには、ずいぶん待って大変やったやろ?私が買いに行った時には、1時間半待ちやった。」と突然話しかけられ、「今日は、開店とほぼ同時に行ったんですが50分待ち表示で、実際はそれ以上並びましたよ。」と答え、その女性が降りて行かれるまでの間車内であれこれ会話しながら、そんなラスク談義を楽しんでいる私がいた。
”軽いけれど、楽しめる” ”後味が、心地いい”
このメーカーのものに限らず、”お菓子としてのラスク”にはそんな会話に似た魅力があると思う。
今回買ったホワイトチョコのラスクは、行列中の井戸端会議ですでに食べてみたことのある方から、「プレーンはすごくおいしかったけれど、ホワイトチョコレートがかかった分はかなり甘かったですよ~。」とうかがったけれど、その後すぐに「でも、それはあくまで私の感想だし、甘いもの好きな方にはすごくおいしいのかも。ご自分でもお味見してみてくださいね。」というようなフォローのひとことがあった。
”はっきり、自分の意見を言う”ということと、”コミュニケーションを円滑に楽しく進めるために、他者への気遣いを忘れない”ということ。
相反するようでいて、その両方のバランスが取れている会話には、ラスク同様に”軽いけれど、楽しめる””後味が心地いい”という魅力が備わっているような気がする。
帰宅前に、もう一度デパ地下に立ち寄り、購入したのは息子の好きなケーニヒスクローネのチョコレートケーキ。
息子はこれをひとりで1ホール食べてしまえるくらいに好きなのだけれど、主人はクランツの方が好き。人の嗜好って、結局、そういうものなのだろうなぁ…と、思う。
Posted by Dreamer at 12:42
│お菓子の話
この記事へのコメント
あたくしも、たまに大阪で
行列に並びますが
必ずと言っていいくらい、
周辺の方としゃべってますねー。
兵庫県より、開けた感じの方が、
多いように思います・・・。
地域性ってあるのかなあ?
兵庫県人は、人見知りなのかな?
行列に並びますが
必ずと言っていいくらい、
周辺の方としゃべってますねー。
兵庫県より、開けた感じの方が、
多いように思います・・・。
地域性ってあるのかなあ?
兵庫県人は、人見知りなのかな?
Posted by おくねえ at 2009年10月21日 09:27
おくねぇさん、こんばんは♪
神戸で生まれ育った兵庫県人である主人には、
私のおしゃべりは、”会話には反射的にボケとつっこみを意識し、
オチをつけないと落ち着かない、大阪人そのもの”で、
”シャイな彼(…?)には、とても真似できない”と、よく言われます。。。(^_^;)
神戸で生まれ育った兵庫県人である主人には、
私のおしゃべりは、”会話には反射的にボケとつっこみを意識し、
オチをつけないと落ち着かない、大阪人そのもの”で、
”シャイな彼(…?)には、とても真似できない”と、よく言われます。。。(^_^;)
Posted by Dreamer at 2009年10月21日 22:14