♪憩いの場所と憩いの時間♪

今日の朝ごはん。



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そして、お弁当。

昨日の午前に入っていた予定は、息子の塾の説明会。

もうすぐ受験本番とあって、受験生の心構えとか、保護者として気をつけないといけないこととか、いろいろなお話をうかがいながら、私自身の現在の職場での状況が受験生の立場にダブって聞こえていた。

今年から変更された業務用ＰＣソフトの事前勉強を十分にできないまま、年明け早々より運用開始され、自宅でマニュアルを読み込んで予習はしていても、実際の業務上でいろいろな実務にあたってみないとなかなか覚えきれない。悩むたびにマニュアルを開いて読む訳にはいかないのは、受験生の試験と同じ。限られた時間の中で、正確に素早く、ひとつひとつに対処してクリアし、ケアレスミスをなくすには、とにかくひたすら勉強し地道に慣れていくその積み重ねによって、自分自身に自信をつけていくしかない。

正直言うと、今年初めての出勤日である初日には、自信がなくて、怖くて、逃げ出せるものなら逃げ出したい気分だった。
泣きたい思いをごまかして、笑顔でがんばっていたけれど、たぶん表情はすごくこわばっていたと思う。
実際、ようやく２週目を終えた現在でも、毎日が不安との戦いのようで悩みながら、それでも少しずつ完成度を高めていく努力を続けていくしかないと思っている。以前のように、ある程度慣れて自信がついてきた時には、自然な笑顔で楽しく仕事が進められるようになる、それまでの厳しいけれど必要な試練なのだと、自分自身にずっと言い聞かせている。

あきらめたり、逃げ出したり、ごまかしていたりしていたら、何事も成し遂げることなんてできない。
その先に、自分自身の目標であり、ゴールが待っていると信じて、たとえ、少しずつでも、前向きに一歩一歩進んでいくこと、努力し続けていくしかない。

練習中のケガにより、昨年のシーズンの前に手術を受けてひたすらリハビリに励んでいたフィギュアの高橋大輔選手は、今シーズン見事にカムバックして、バンクーバーオリンピックへの出場権をつかみとった。ＴＶ放映されたドキュメント番組の中で、手術後のリハビリ期間中の苦悩を語っていた高橋選手の一言一言には、リハビリ期間の苦悩を乗り越えてでも大舞台へむかう切符を手にする目標がある自分自身への信頼と、そんな彼を支えてくれた周囲への感謝の気持ちがあふれているような気がした。

昨日、塾の説明会の後、主人とむかったもんどでは長蛇の列があった。
”こんな寒空の下で長時間並んでいて、もっと体調が悪くなったらどうしよう。”という思いもあった。
”でも、このまま自宅に帰っても、結局自宅でのんびりするのなら、ここでぼぉ～っと待つのも同じ。自宅に帰ると、私がお昼ごはんを作らないといけないけれど、１年に１度くらいしかないというもんどの熟成味噌ラーメン以上に主人が満足できるものを作れるわけはない。私も、あきらめたくはない。”という、思いもあった。
長い行列は想定内だったため、防寒着も防寒グッズもあらかじめ準備してあったこともあり、地道にじっと順番を待ち続けることによって、最終的には、主人と一緒に熟成味噌ラーメンを食べて帰宅することができた。

”いろいろ困難がある。無理だ。”という発想ではなく、”いろいろ困難があるけれど、どうすれば乗り越えていけるのか。”と発想できること。
”そのためには、自分はどんな努力をすればいいのだろう。”と考えて、自分でしっかりと行動できること。
受験という人生のひとつの困難を前にして、子供たちに学びつかみとってほしいのは、これから生きていく人生のあらゆる局面で困難にぶちあたることがあっても、自分自身でしっかり考えて行動し、地道に積み重ねていく自分の努力で乗り越えていくための”経験”という基礎づくりなのかもしれない。