2012年03月19日
遠い春 ~初春の鴨池の風景によせて~
初春の鴨池の風景。

昨日の朝、うっすらと霞がかった鴨池の風景を見ていた私の頭の中には、「GARO3」のアルバムに入っていた「遠い春」という歌にのせて、数々の思い出の場面がうかんでいました。
そして本日、娘に教わって、撮影した写真をスライドショーに加工してみました。
この歌を作詞作曲した作者のイメージと、私がこの景色と共にこの歌を思い浮かべて描いていたイメージは全く違うものだと思います。
もしも”正解”というものが必要なのならば、そして作者によって作品に対する解説がなされていたとすれば、作品を作った作者のイメージが「正しい」のだとも思います。
でも、芸術作品に対しての解釈や受け取り方は、本当に人それぞれ。
同様に、なにげない言葉や態度などの現実におけるコミュニケーションにおいて、たとえお互いに共感できているつもりであっても、まったく同じ感覚で受けとめているとは必ずしも限らないもので、それぞれが受けとったイメージや解釈を持ち寄って、その間にあるギャップを慎重に埋めて、すりあわせていく過程が必要な場合があります。
”思いを伝える” ”何らかの形にして表現する”ということは、お互いに理解しあうための第一歩にすぎず、逆に言うと、充分なコミュニケーションをとらないままでは、それぞれの勝手な思いこみや誤解だけでつながっているような怖さがあるのかもしれません。
昨日の私は、この歌に表されている”春”という表現の中に”青春の日々”と”卒業や進学、春の異動など別れと出会いの多いこの3月という時期の私自身の数々の思い出”を重ね合わせて、この歌を口ずさんでいました。
”青春の日々は遠くにあるようでいて、実は、近くにある風景の中にうかんでくる思い出の数々と共に、いつもぼんやりとすぐそばで漂っているものなのかもしれない”という、思いをこめて。
私自身の思い出のために期間限定で公開してみたこの映像と音楽で、現在、入院生活の中でリハビリに励んでおられるというMさんへも”名曲への感謝とお見舞いの気持ち”をお届け出来たらいいなぁ...と、願っています。
*********************************

「遠い春」
作詞・作曲/堀内護 編曲/GARO
「GARO3」(1972.12)より
水の上には 春の風が 木々はその腕に 衣を着せるとき

無限の光の中に身をなげて そっと目をとじる 春のかげろう

今すべては 緑の中に 心をゆだねて ただ静かな長い時を 見つめているだけ

遠い日の思い出は 雲の間に間に 浮かんで 消えて

いつか出会った こんな春の日が 今でも ぼくの心に浮かんでる

今すべては 緑の中に 心をゆだねて ただ静かな長い時を 見つめているだけ

<鴨池公園の所在地>
◇小野市来住町1224-1

昨日の朝、うっすらと霞がかった鴨池の風景を見ていた私の頭の中には、「GARO3」のアルバムに入っていた「遠い春」という歌にのせて、数々の思い出の場面がうかんでいました。
そして本日、娘に教わって、撮影した写真をスライドショーに加工してみました。
この歌を作詞作曲した作者のイメージと、私がこの景色と共にこの歌を思い浮かべて描いていたイメージは全く違うものだと思います。
もしも”正解”というものが必要なのならば、そして作者によって作品に対する解説がなされていたとすれば、作品を作った作者のイメージが「正しい」のだとも思います。
でも、芸術作品に対しての解釈や受け取り方は、本当に人それぞれ。
同様に、なにげない言葉や態度などの現実におけるコミュニケーションにおいて、たとえお互いに共感できているつもりであっても、まったく同じ感覚で受けとめているとは必ずしも限らないもので、それぞれが受けとったイメージや解釈を持ち寄って、その間にあるギャップを慎重に埋めて、すりあわせていく過程が必要な場合があります。
”思いを伝える” ”何らかの形にして表現する”ということは、お互いに理解しあうための第一歩にすぎず、逆に言うと、充分なコミュニケーションをとらないままでは、それぞれの勝手な思いこみや誤解だけでつながっているような怖さがあるのかもしれません。
昨日の私は、この歌に表されている”春”という表現の中に”青春の日々”と”卒業や進学、春の異動など別れと出会いの多いこの3月という時期の私自身の数々の思い出”を重ね合わせて、この歌を口ずさんでいました。
”青春の日々は遠くにあるようでいて、実は、近くにある風景の中にうかんでくる思い出の数々と共に、いつもぼんやりとすぐそばで漂っているものなのかもしれない”という、思いをこめて。
私自身の思い出のために期間限定で公開してみたこの映像と音楽で、現在、入院生活の中でリハビリに励んでおられるというMさんへも”名曲への感謝とお見舞いの気持ち”をお届け出来たらいいなぁ...と、願っています。
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「遠い春」
作詞・作曲/堀内護 編曲/GARO
「GARO3」(1972.12)より

無限の光の中に身をなげて そっと目をとじる 春のかげろう
今すべては 緑の中に 心をゆだねて ただ静かな長い時を 見つめているだけ
遠い日の思い出は 雲の間に間に 浮かんで 消えて
いつか出会った こんな春の日が 今でも ぼくの心に浮かんでる
今すべては 緑の中に 心をゆだねて ただ静かな長い時を 見つめているだけ

<鴨池公園の所在地>
◇小野市来住町1224-1
Posted by Dreamer at 15:40
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