♪憩いの場所と憩いの時間♪

　　「きのう、おかあさんがおねぇちゃんにおくった
　　　にもつにはいったブーケです。」

　　「バラとハーブの香りとともに、おねぇちゃんのところに
　　　たくさんの想いをこめてとどけます。」




娘のところに送るものがあると、”箱の中に、送付する主目的のもの以外に何を詰めるのか”を考えることが楽しいのは、世間でよく言われている「おふくろ便」ならではなんだろうなぁ...と、思います。

もちろん、東京暮らしの娘ですので、お金を出せば何でも買うことができるのは、よくわかっています。

だからこそ、「何を、詰めるのか。」の選択に、”母の想い”がこもるのだと、思います。




引っ越しの時に、彼女の家の近くのスーパーに買い出しに出かけては、主婦目線でしっかりと、”どんなものが、どんな価格で売られているのか”、チェックしてきました。スーパーだけでなく、デパ地下でも、地元の商店街でも、総菜を買おうと思えば何でも買えるし、外食だって気軽に出来る環境だということも知っているうえで、それでも慣れない自炊生活をがんばっている娘のために、今回の「おふくろ便」に追加で詰め込んだのは、「我家の味の作り方という情報」がメインです。



「冷蔵庫の残り野菜を使って、チャーハンをよく作る。」と
電話で言っていたので、缶入りウェイパーを入れて、
チャーハンだけでなく、中華スープ等の簡単な作り方、
風味づけのための冷凍ねぎとしょうがの保存法などを
写真付きでまとめたレシピをつけました。




ブイヨン自体は、普通に入手できるので、
我家の乾燥ローリエと共に少しだけ送って、
ポトフや野菜スープ、ミネストローネスープ等の
作り方レシピと共に。





”かつめしのたれ”
総菜のとんかつや牛カツを買ってきて、
ごはんとキャベツなどの野菜があれば、
”加古川名物かつめし”の出来上がり。





毎回、緩衝材の代わりに、荷物の隙間を埋めるのは、最近我家でブーム中のお菓子や彼女の好きなお菓子です。


”情報を共有する”とか、”彼女が好きなものが入っている”とか、”我家の風景と空気をこめる”とか、そういうところに、”物ではなく、想いを送る”という、私なりのこだわりがぎっしり詰まった「おふくろ便」でした。


　

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「総菜を仕上げて、冷凍して、クール便で送る」より、自炊生活に慣れようと一生懸命の今の娘に必要なのは、”簡単になつかしい味を再現できる、レシピと調味料”だろうという判断から送った今回の「おふくろ便」ですが、必要な調味料さえ送っておけば、後は、私が彼女の部屋を訪れた時にそこで手料理を作って出来たてを食べさせてあげることができます。

”息子も新生活に徐々に慣れてきたようなので、ＧＷが過ぎた後には、少しはいろんなことが落ち着いてくればいいなぁ...。”と思いつつ、ようやく、娘を訪ねて行く時期を考え始めるようになった、この頃です。


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子供たちが小さかった頃、一緒に弾いて遊んでいたKeyboard。息子の依頼で、半下宿中の主人の実家へ彼が帰る際に、一緒に積んで行きました。

”彼もまた、これからもずっとおうちで音楽のある生活を楽しんでいてくれるのならば、やっぱり、うれしいな...。”と、心から思っていた母でした。



【追記：5/6】

息子が高校生時代に使っていた自転車は主人の実家へ持って行っているので、ＧＷ中に息子が帰宅していた時に近場に出かける際には娘が使っていた自転車に乗っていて、「ブレーキの効きが悪い。」と言っていました。

”予備の自転車として、ただ置いておくだけでなく、時々、私が乗って、整備しておかないといけないなぁ...。”と、ずっと思っていたので、今日、壊れていたカゴとグラグラしていたサドルを新しくするついでに、自転車売り場で整備点検していただきました。

帰宅した時に、子供たちの部屋があるだけでなく、自転車があるというのも、気分的にかなり大事かもしれない。

”今まで、あたりまえにあったものだけれど、なくなってしまうととても不便に感じるもの。そして、心理的にさびしく思うもの。”

なんとなく、そんな感じ...ですね。