2015年03月18日
いかなご定期便 2015

毎年、いかなごを炊くとお送りしているみなさまへ挨拶状を書いて同封していく作業は、なんとなく年賀状を書く作業に似ていて、昨年の春から1年が過ぎ、今年もまたいかなごを炊いて瀬戸内の春の訪れをお送りできているということに対して、ささやかな幸せを思い、感謝しながら進めています。
昔は義母が炊いておられ、嫁の立場で同じレシピ、同じ炊き方を受け継ぐ役割を担ってから20数年。
今では義母はいかなごのくぎ煮炊きから引退されて、私が炊いたくぎ煮を実家へお届けするようになりました。
昨年、職場に異動でやってこられたSさんにもくぎ煮のミニパックをおすそ分けしたところ、”主人が気にいっていたので、自分でも炊いてみた”とうかがっていたのですが、先日、「去年、炊いたくぎ煮を田舎に行く時に持って行ったところ大好評だったので、今年も期待されているから実家や親戚に送る分も炊かなくちゃ。


娘や将来の息子の奥さんに、義母から私が引き継いだいかなごのくぎ煮炊きの作業やレシピを押し付けるつもりはないけれど、Sさんのように、自然な形で受け取ってもらえたら、やっぱりうれしいのだろうな...と、思うのです。

Posted by Dreamer at 07:02
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