2015年06月27日
6月下旬の風景 2015 -2

上のバラ


そして、日常のコミュニケーションの中では、いちいち( )内のような前提条件まで明確にしながら会話をしていることは少なくて、それぞれお互いが自分が前提としている考え方や視点が正しくて、相手も同じだと思いこんでいる場合、意図することがきちんと伝わっていなくて、それによって問題が生じた時に初めて、「同じだと言っていたのに、違っていたじゃない。」とか、「違うって言っていたのに、実は、同じだった。」ということになる。

そういうトラブルの原因になるようなことは、どこでも、誰にでも、身近なささいなところにたくさんあって、でも、不都合な事態に陥らない限りは水面下に隠されていて、何事もなく無事に流れていってしまうことも多々あるのだけれど、そういった主観の違いによって問題が発生した場合、どうしても、立場や力関係において上位にある人の考え方や主観が優位になるのが世の中の現状なのかもしれません。

年長者と年少者、親と子、姑と嫁、上司と部下、先生と生徒、先輩と後輩、親会社と子会社、メーカーと下請け、お客様と事業主(メーカー)。
世間一般には、その立場や力関係において、さまざまな関係性があるのだけれど...。
単純に、多数決が正解なのかっていうのも
”年長者と年少者”という点でたとえれば、少子高齢化の日本の現状においては、
”未来を担ってくれる次世代の意見をきちんと取り入れて、大切に守って育てていく姿勢が必要なんじゃないのかな...。”とも、思えるし。

ただ、若い世代が言いたい放題、やりたい放題していいのかといえば、そうではなくて、”過去の歴史の流れの中で、いろんな苦労を乗り越えて、今、現在を築いてこられた先人をきちんとたてて、尊敬できる部分は見習っていかないといけないんじゃないかな...。”とも、思う。


”そんなバランスを、どうとっていったらいいのか、試行錯誤している世代を「中間管理職」というのならば、私たちの世代は、まさしくそんな感じなのかもしれないな...。”と、思う、今日この頃です。

今年は、オリーブの実が順調に実っています。

