2016年09月27日

”もったいない”という発想と、断捨離についての雑感

断捨離を進めるにおいて、自分の心の中での障壁になるのが、つい、「これは、いつかは必要になるかもしれないから、処分してしまうと、もったいない。」と思ってしまうこと。


それって、”もったいないという発想が、違うベクトルにむかっている。”んだと、なんとなく、気がついてきました。


目に見える、そこにあるモノの価値。

もし、そこにそれがなければ、その場所、空間を別の形で利用できる可能性に対する価値。

もし、ずっと先になっても必要としなければ、その時点で処分することになった私の未来の時間と体力の価値。



年々、目に見える”モノ”に対して、自分自身の”時間”と”体力&気力”と”健康”と”お金”と”心の充足感”という数々の形のないものと比較して、どうなんだろう...と考えるようになりつつあります。


まだ、自分の中でまとまりきっていないので、うまく、表現できないけれど...。


”もったいない”という発想と、断捨離についての雑感




自分の手元にあるものに対して、そのモノはなんらかのご縁があって、自分のところにやってきたのだから...。

今の私には不必要なのだと判断して、断捨離して手放す際に、

”今まで、役立ってくれて、ありがとう。”とか、

”私が未熟だから、力不足で、充分に使いこなせなくて、ごめんなさい。”とか、

”もっと有効活用してくれるひとのところで、大切にしてもらえますように。”とか、

”リサイクルされて、また、新しいものに生まれ変わりますように。”とか、


そんな想いを込めて、手放すことによって、自分自身の周囲の環境が変化するだけでなく、自分の気持ちが軽くなるのかもしれない。



そんなことを想う、2016年の秋もみじです。



9月になって、実際に歩き遍路を行われた方が書かれた本本を、読んでみました。


歩き遍路は、贅沢遍路ともいわれるくらい、自分自身の時間、体力&気力、費用、そして健康を必要とし、それゆえに心の充足感を得ることが出来るものなのかもしれない...と思うような、過酷な修行の記述が、そこにありました。

そして、つなぎ歩き遍路という行を何度も積み重ねておられる方は、そのために日常の日々の中でも、身体を整え、鍛え、どこかで、常に次の旅のために準備をするという意識を持っているとのことでした。



来月から、私も納経帳を携えて、少しずつ巡拝をしていくつもりではありますが...。


もともと、この日に綴っていたように、たまたま四国へ小旅行する際に義母が集めておられた納経帳を少しずつ進めていくことに同行するというご縁があって、せっかくなので、私もお遍路の第一歩を歩みだしてみようという、ゆるい発想からのスタートでした。

そして、これからも、そんなペースで、ゆっくりのんびり進めていけたらいいな...と思っています。



”自分の心の変革をもとめる修行としての遍路”として、私のできるペースで、祈りを込めた巡礼の旅。

さながらスタンプラリーのように納経帳にご朱印をいただくことが目的になってしまっては、本末転倒だと言われているように...。

基本的な日常の日々を大切にして、その中でも、学び、得ることがあることに気づける自分自身であれますように。





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Posted by Dreamer at 09:31 │日常の雑感