2011年06月23日
ときめくものを残すこと ~断捨離への道のり~
私は、物を捨てて、処分し、整理するのが苦手です。
世間では断捨離という言葉がブームなようで、ずっと、いろいろなモノの整理整頓をめざしながらも、つい、思いきって捨ててしまうとそのモノにまつわる思い出までなくしてしまうような気がして、モノを減らすことができないという結果に終わっています。
昨日、美容院へ出かけた時に、そこで見ていた週刊誌の記事に近藤麻理恵さんのインタビューが掲載されていました。
「片付けとは、ただ捨てるのではなく、ときめくものを選んで残す作業をすること。」
ほんのちょっとした表現の違いなんですが、”これなら、私にもできるかもしれない。
”という不思議なマジックをかけられたような気がしました。
「必要なモノか、不要なモノか」という線引きだと、”今は、特に必要ではないけれど、これには思い出が詰まっているし...自分の気持ちを整理して捨てることなんて、できないよね...。”という自分のこだわりというやっかいな感情に邪魔されてしまいがちですが、そういう自分の思い出にこだわって処分できないモノって、そもそもその思い出自体がわからない他者にとっては「なんで、いつまでもこんなモノを捨てずに置いておくの?邪魔なだけやん。」と言われるようなものが多い。
”そんなモノ達の中から、今、現在もときめくようなモノだけを選んで残していく。”という、さらに、一歩進んだ”自分のこだわり”で取捨選択していくのなら、自分のこだわりという感情的にも、素直に納得できるような気がする...と、思いました。
ただ、問題は...

時々、このブログに登場しているこの子たち。
単なる犬の人形という訳ではなく、茶色の方は昔私の実家で子犬の時から飼っていた柴犬のチャコ(ニックネームは、チャ―だった)に似ていると思って、買ったもの。白い方は、昔主人の実家で飼っていたヨークシャテリアのエリコ(ニックネームは、エリだったらしい)にちなんでエリーと呼んでいる。
そんなふうにモノの中には個人的な思い出がオーバーラップされていて、さらに、「昔、なぜ、チャコをチャ―と呼んでいたのかというと...。」と思い出話を始めれば、「チャコのことをミュージシャンのcharにちなんでチャ―って呼んでたんだけど、そういえば、1986年と1987年に”Merry Xmas show”というサザンの桑田さんとユーミンと明石家さんまがメインキャスターで出ていたTV番組があって、1986年に見た時に感動したので、1987年にはビデオ録画して何度も何度も見直していたんだよね。あの時の、charと(まだ売れる前の)米米クラブのセッションがめちゃくちゃカッコよくて。
たしか、まだ、あのビデオテープって、残っていたよね。なんとかして、また見ることができないのかな。」と、やっかいなことに、思い出というものはどんどん連鎖して広がっていくもの。
そうなると、どうしてもまた見てみたくなって、You Tubeで検索してみた。ありがたいことに、どなたかがアップしてくださっているおかげで、なつかしい映像と音楽
を堪能させていただくことができました。
<Merry Xmas Show 1987から>
・JUMPIN' JACK FLASH &星降る街角(Char & 米米クラブ)
・愛のさざ波(松任谷由美、アン・ルイス、小泉今日子)
・青い影 竹田の子守唄 LET IT BE FALLING IN LOVE WITH YOU (前田亘輝(Tube)、坂崎幸之助(THE ALFEE)、鈴木聖美、鈴木雅之(Rata & Star))
・I FEEL GOOD &函館の女 (鈴木雅之、桜井賢(THE ALFEE))
<MERRY X'MAS SHOW 1986 から>
・別れても好きな人 - Dedicate to SANTANA (鈴木雅之、桜井賢)
・長崎は今日も雨だった (桑田佳祐、吉川晃司、中村雅俊、泉谷しげる、高見沢俊彦)
・名前のない馬 (KUWATA BAND、CHECKERS、THE ALFEE)
そして、こういう映像と音楽って、いまだにやっぱり、ときめいてしまうもの。
むしろ、年月が過ぎた分だけ、なつかしさという思いが加わって、魅力が増した部分すらあります。
たとえデータとしてネット上にあったとしても、”まだ他にも好きな場面があったし…””データは、いつかなくなってしまうかもしれない。やはり、オリジナルのビデオテープは簡単には処分できないよね。”と、ときめきを再確認した結果、やはり捨てられない状況になってしまう。
さらに、
”こんな豪華なメンバーが集まって、こんなすごい企画をなしとげた番組なんだから、権利関係とかいろいろ難しいことはあるだろうけれど、たとえば、当時の番組スタッフが”復興支援のための特別企画”という形で各方面に協力してもらって、デジタル・リマスタリングしたうえでDVD化して販売してくれたら、絶対に買うのにな…。”
と発想は広がって、結局、”代替のモノが手に入らないと、既存のモノを処分できない...。”となってしまう。
”ときめき”を基準にしても、肝心の本人の思い入れに歯止めがかからない限り、やはり、いわゆる断捨離への道のりは遠そうです。。。
世間では断捨離という言葉がブームなようで、ずっと、いろいろなモノの整理整頓をめざしながらも、つい、思いきって捨ててしまうとそのモノにまつわる思い出までなくしてしまうような気がして、モノを減らすことができないという結果に終わっています。

昨日、美容院へ出かけた時に、そこで見ていた週刊誌の記事に近藤麻理恵さんのインタビューが掲載されていました。
「片付けとは、ただ捨てるのではなく、ときめくものを選んで残す作業をすること。」
ほんのちょっとした表現の違いなんですが、”これなら、私にもできるかもしれない。

「必要なモノか、不要なモノか」という線引きだと、”今は、特に必要ではないけれど、これには思い出が詰まっているし...自分の気持ちを整理して捨てることなんて、できないよね...。”という自分のこだわりというやっかいな感情に邪魔されてしまいがちですが、そういう自分の思い出にこだわって処分できないモノって、そもそもその思い出自体がわからない他者にとっては「なんで、いつまでもこんなモノを捨てずに置いておくの?邪魔なだけやん。」と言われるようなものが多い。
”そんなモノ達の中から、今、現在もときめくようなモノだけを選んで残していく。”という、さらに、一歩進んだ”自分のこだわり”で取捨選択していくのなら、自分のこだわりという感情的にも、素直に納得できるような気がする...と、思いました。
ただ、問題は...
時々、このブログに登場しているこの子たち。
単なる犬の人形という訳ではなく、茶色の方は昔私の実家で子犬の時から飼っていた柴犬のチャコ(ニックネームは、チャ―だった)に似ていると思って、買ったもの。白い方は、昔主人の実家で飼っていたヨークシャテリアのエリコ(ニックネームは、エリだったらしい)にちなんでエリーと呼んでいる。
そんなふうにモノの中には個人的な思い出がオーバーラップされていて、さらに、「昔、なぜ、チャコをチャ―と呼んでいたのかというと...。」と思い出話を始めれば、「チャコのことをミュージシャンのcharにちなんでチャ―って呼んでたんだけど、そういえば、1986年と1987年に”Merry Xmas show”というサザンの桑田さんとユーミンと明石家さんまがメインキャスターで出ていたTV番組があって、1986年に見た時に感動したので、1987年にはビデオ録画して何度も何度も見直していたんだよね。あの時の、charと(まだ売れる前の)米米クラブのセッションがめちゃくちゃカッコよくて。

そうなると、どうしてもまた見てみたくなって、You Tubeで検索してみた。ありがたいことに、どなたかがアップしてくださっているおかげで、なつかしい映像と音楽


<Merry Xmas Show 1987から>
・JUMPIN' JACK FLASH &星降る街角(Char & 米米クラブ)
・愛のさざ波(松任谷由美、アン・ルイス、小泉今日子)
・青い影 竹田の子守唄 LET IT BE FALLING IN LOVE WITH YOU (前田亘輝(Tube)、坂崎幸之助(THE ALFEE)、鈴木聖美、鈴木雅之(Rata & Star))
・I FEEL GOOD &函館の女 (鈴木雅之、桜井賢(THE ALFEE))
<MERRY X'MAS SHOW 1986 から>
・別れても好きな人 - Dedicate to SANTANA (鈴木雅之、桜井賢)
・長崎は今日も雨だった (桑田佳祐、吉川晃司、中村雅俊、泉谷しげる、高見沢俊彦)
・名前のない馬 (KUWATA BAND、CHECKERS、THE ALFEE)
そして、こういう映像と音楽って、いまだにやっぱり、ときめいてしまうもの。


たとえデータとしてネット上にあったとしても、”まだ他にも好きな場面があったし…””データは、いつかなくなってしまうかもしれない。やはり、オリジナルのビデオテープは簡単には処分できないよね。”と、ときめきを再確認した結果、やはり捨てられない状況になってしまう。

さらに、
”こんな豪華なメンバーが集まって、こんなすごい企画をなしとげた番組なんだから、権利関係とかいろいろ難しいことはあるだろうけれど、たとえば、当時の番組スタッフが”復興支援のための特別企画”という形で各方面に協力してもらって、デジタル・リマスタリングしたうえでDVD化して販売してくれたら、絶対に買うのにな…。”
と発想は広がって、結局、”代替のモノが手に入らないと、既存のモノを処分できない...。”となってしまう。

”ときめき”を基準にしても、肝心の本人の思い入れに歯止めがかからない限り、やはり、いわゆる断捨離への道のりは遠そうです。。。

Posted by Dreamer at 08:02
│音楽の話