♪憩いの場所と憩いの時間♪

この日、仕事を終えた主人も合流して３人で夕食に訪れたのは、ヒルトンプラザ ウエスト内にあるそじ坊　結月庵。



　

最初に出てきたお蕎麦のかりんとう。息子が小さい頃から好きだったものとは、違っていました。



変化したのはお蕎麦のおつまみだけでなく、この日は息子もアルコールが入ったジンをオーダーしています。幼かった頃の彼とのいろいろな思い出を振り返りつつ、２０歳を超え、こうして一緒に食事をしながら乾杯が出来ることを思うと感無量の想いでした。

　

オーダーした、お料理の数々から。

　



　

　



　


＜そじ坊の過去ログ＞
◇2010.5.26　（そじ坊　住吉大社店　※現在は、閉店）


＜そじ坊　結月庵の所在地＞
◇大阪市北区梅田2-2-2　ヒルトンプラザウエストB2　℡：06-6345-8157

”人の満足感というものは、そこに何を求めるのかという個人の主観に大きく左右されるものなんだろうな...”と、この日、しみじみ思いました。

この日の朝、「大阪で合流して、３人で夕食を食べに行くところを探しておいて。」との主人の依頼により、いくつかネット検索しておいた候補店がありました。

その時の私が主軸に置いていたポイントは、

1.セミナーを終えた後、その内容について息子と共にあれこれ話が出来るような夕食時間にしたい。
2.この夏、２０歳を超えた息子との親子での夜の外食なので、３人で軽く１杯飲みたい。
3.できればあっさりとした和食、できれば最近こだわりのお蕎麦も味わえるとうれしい。

そんな思いと共にネット検索していて、見つけたお店の一つが、今年７月に業態変更して新規オープンしたという、この結月庵そじ坊ヒルトンプラザウエスト店だったのでした。

そじ坊というお蕎麦屋さんのチェーンには、子供たちが小さかった頃訪れていた神戸 ハーバーランド店の思い出や、４年半前の夏に父が緊急入院することになった際に検査中お昼を食べに出た大阪 住吉大社店の切ない思い出等々がいろいろあって、私には個人的な思い入れがあるお店です。


そして、「何処へ行く？」となった時に、仕事のスケジュールで昼食を食べる時間がなかったという主人は私の調べておいた提案リスト以外の、まったく想定外だったホテルのバイキングを提案してこられました。

その理由が「昼を抜いているので、しっかり食べたい。」「ちょっと贅沢だけれど、（私）の誕生日が近いからいいだろう。」ということだったので、「私の誕生日が近いから...ということなら、私はバイキングという気分じゃないし、静かに少し飲んでお蕎麦を食べて、ゆっくり話を出来るところがいい。」という希望を聞いていただいて、このお店を訪れたのでした。


私にとっては、上記３つのこだわっていた点においても、梅田で３人でゆっくり食事をして１万円予算で若干おつりが返ってきたことからも、充分、私なりには満足のいく夕食だったと思っています。


ただ、この夏に業態変更してオープンされたばかりということもあるのか、接客対応の中で疑問点がいくつかあったり、お料理において残念だった部分が一部にあって、主人にはどうやらそういうことのあれこれは、正直言うと不満だったようです。


かと言って、我家が気になった点や主人が不満に思った点を記録に残すことは私の本意ではなく、でも、そこで気がついたことの中には、私にとって大切な意味があるものなのかもしれない...ということがありました。


他者が自分の目前で行う言動の中には、大切な”気づき”の種が埋まっている。

自分がそれらをあたりまえに思っていれば、疑問にも不満にも思わず、何も気づかず、ただ流してしまうのだろうなぁ...と思います。

でも、気づいていることに対してはあえて気づかないふりをするのではなく、”そこに疑問を持てる”こと、そのことに対して感謝し、その疑問の中から学ぶ姿勢を常に持ち続けていることもまた、大切なことなのかもしれない。とも、思います。


そんなふうに振り返りながら、昨日、「我以外皆我師」の記録を綴っていました。



たとえ、自分にとって不本意な事象に遭遇してしまっても、相手（やその対象に）対してマイナスベクトルの感情を抱くその前に、同じその現象の中からプラスベクトルの感情を見出せる、そんな自分自身でありたいと、私は願っています。




「我以外皆我師也」
～吉川英治～