2010年11月30日
本物とレプリカ
今年9月のお彼岸の前に、義父へのお供えに添えるおはぎのろうそくを購入し、主人の実家へ届けました。
義父はあんこ系の和菓子が大好きな方でしたが、義母はもともと和菓子より洋菓子の方がお好きなため、後のお下がりでいただくことを考えると、今まで生の和菓子は時折仏壇へ供えられるくらいでしたので、”このろうそくがあれば、いつも仏壇におはぎがあるようで義父が喜んでいるだろう。”と、かなり気にいっていただいています。
”そのため、たまには違うものを…。”と、先日、加古川駅前のごくらくやさんに立ち寄り、豆大福バージョンのろうそくを買ってきました。
本物はあくまで本物で、レプリカやコピーはどんなに精巧なものでも本物にはなれないのですが、本物以外にそういったものが存在することがすごく大切なものや場合があります。
たとえば、10月に鶴林寺の宝物殿を訪れた際に展示されていた壁画の復元図。
そして....。
私は、幼い頃GAROの大ファンだったのですが、彼らは約5年ほどの音楽活動の後解散し、その後、メンバーのひとりであるトミーが若くして亡くなってしまい、GAROというグループのハーモニーは2度と聞けなくなってしまいました。
また、私の妹は昔から熱烈なアルフィーファンで、まだ彼らが売れる前からアルフィーはGAROのメンバー達と親交があり、音楽的志向面でかぶっている部分があるにも関わらず(もしかしたら、音楽志向面でかぶっている部分があったからこそ…だったのかもしれません。)、私は妹が山のように持っているアルフィーのCDやDVDを借りてまで聞きたいとは思えませんでした。
でも、個々人のアルフィーメンバーは、なぜかずっと気になっていました。
特に、坂崎さんのキャラクターや、高見沢さんの作る作品は、好きでした。
先日、坂崎さんがナビゲーターを務めなごみーず(伊勢正三さん、太田裕美さん、大野真澄さんのユニット)が出演する音楽番組を見て…。
坂崎さんと伊勢正三さんが2人で歌った「加茂の流れに」。そこには、まるで南こうせつさんが居るかのような音楽の世界と、それでもなお強く存在する坂崎さんのキャラクターがあふれていました。
坂崎さんとなごみーずメンバー全員で歌われた「ロマンス」。それは、もはや幻だと思っていたガロのハーモニーが聞こえてくるような感動を与えてくれました。
オリジナルではないけれど、オリジナルの魅力をしっかり残しながら、さらに違う魅力を加えた音楽が、そこにはありました。
単に、過去を振り返り、思い出にひたるというだけでなく、現在に、そして未来にむけてもなお失われることなく存在し、輝き続けるために。
たとえ、レプリカやコピーであっても、そこに心が込められていれば、”本物を超えた意味”をもつようになっていくのかもしれません。
義父はあんこ系の和菓子が大好きな方でしたが、義母はもともと和菓子より洋菓子の方がお好きなため、後のお下がりでいただくことを考えると、今まで生の和菓子は時折仏壇へ供えられるくらいでしたので、”このろうそくがあれば、いつも仏壇におはぎがあるようで義父が喜んでいるだろう。”と、かなり気にいっていただいています。
”そのため、たまには違うものを…。”と、先日、加古川駅前のごくらくやさんに立ち寄り、豆大福バージョンのろうそくを買ってきました。
本物はあくまで本物で、レプリカやコピーはどんなに精巧なものでも本物にはなれないのですが、本物以外にそういったものが存在することがすごく大切なものや場合があります。
たとえば、10月に鶴林寺の宝物殿を訪れた際に展示されていた壁画の復元図。
そして....。
私は、幼い頃GAROの大ファンだったのですが、彼らは約5年ほどの音楽活動の後解散し、その後、メンバーのひとりであるトミーが若くして亡くなってしまい、GAROというグループのハーモニーは2度と聞けなくなってしまいました。
また、私の妹は昔から熱烈なアルフィーファンで、まだ彼らが売れる前からアルフィーはGAROのメンバー達と親交があり、音楽的志向面でかぶっている部分があるにも関わらず(もしかしたら、音楽志向面でかぶっている部分があったからこそ…だったのかもしれません。)、私は妹が山のように持っているアルフィーのCDやDVDを借りてまで聞きたいとは思えませんでした。
でも、個々人のアルフィーメンバーは、なぜかずっと気になっていました。
特に、坂崎さんのキャラクターや、高見沢さんの作る作品は、好きでした。
先日、坂崎さんがナビゲーターを務めなごみーず(伊勢正三さん、太田裕美さん、大野真澄さんのユニット)が出演する音楽番組を見て…。
坂崎さんと伊勢正三さんが2人で歌った「加茂の流れに」。そこには、まるで南こうせつさんが居るかのような音楽の世界と、それでもなお強く存在する坂崎さんのキャラクターがあふれていました。
坂崎さんとなごみーずメンバー全員で歌われた「ロマンス」。それは、もはや幻だと思っていたガロのハーモニーが聞こえてくるような感動を与えてくれました。
オリジナルではないけれど、オリジナルの魅力をしっかり残しながら、さらに違う魅力を加えた音楽が、そこにはありました。
単に、過去を振り返り、思い出にひたるというだけでなく、現在に、そして未来にむけてもなお失われることなく存在し、輝き続けるために。
たとえ、レプリカやコピーであっても、そこに心が込められていれば、”本物を超えた意味”をもつようになっていくのかもしれません。
ちなみに、何がオリジナルなのかには、主観的な感じ方もあって。。。
”小さな恋のメロディ”の映画に使われていた事でも有名な、CSN&Yの「Teach Your Children」。
でも、私にとっては、GAROがカバーしていた「Teach Your Children」の方が印象が強く、個人的にはこちらのバージョンが私にとってのオリジナルのようです。
それは、”本物のおふくろの味というものは、人それぞれ、違う。”という事に、どこか似ているような気がします。
”小さな恋のメロディ”の映画に使われていた事でも有名な、CSN&Yの「Teach Your Children」。
でも、私にとっては、GAROがカバーしていた「Teach Your Children」の方が印象が強く、個人的にはこちらのバージョンが私にとってのオリジナルのようです。
それは、”本物のおふくろの味というものは、人それぞれ、違う。”という事に、どこか似ているような気がします。
Posted by Dreamer at 08:27
│音楽の話