2011年10月14日
ア・ラ・ルーシュ -1 (9/23:あびこ)
今年の春、主人がネット上のアンケートに応募して、Smart boxというギフトボックスが抽選で当たっていた。ペアでグルメにご招待というチケットで、有効期限はこの10月までだった。
しかし、春には東日本の震災があったり、夏には実家の父が入院したりして、豪華グルメ体験という気分になかなかなれず...。
「大学の夏休み期間中に、娘が大阪に出た時に2人でどこかに行ってきたら?」と言っても娘は部活やバイトや友人たちとのおつきあいで忙しいらしく、”そのうちに...。”と言っているうちにとうとう9月下旬になってしまったので、主人から、この大阪の住吉区にあるア・ラ・ルーシュを指定され、「かなり早いけど、あんたの誕生日ランチとして、食事に行く。お父さんの病院にお見舞いに行って、ついでにランチに行ったらいいやん。予約をしておくように。」という指令が出た。
”親が入院中だというのに、豪華ランチを食べに行くなんて...。”と躊躇する気持ちは、震災後の時期等に、”こんな時期に、贅沢するなんて...。”と、いろいろなことを控えたくなる気持ちに似ている。
誰かの目を気にするという以前に、自分の気持ちの中に、”とても、そんな気分になれない。”という重苦しい何かを抱えていて、それを払拭するのには、すごく勇気がいるような気がする。
「そんなことをグズグズ言っていて、有効期間を過ぎてチケットをムダにしてしまったらもったいないし、”誕生日のお祝い”という名目があればいいやん。」という主人の理屈に納得して、父のお見舞いがてら訪ねるつもりでランチタイムに予約をしておいたところ、すごい偶然で、その前日に父が退院したという結果となった。
人生って、こうした偶然の数々に、気持ちが救われることって多いのかもしれない。
”偶然は必然”という言葉に、その状況に、活路を見出す時の心境って、そういうものなのだろうと思う。
**********************************
Smart boxに入っていた、カタログの中に掲載されたお店の中から、主人が気にいって選んだア・ラ・ルーシュ。
大阪南部にある長居公園よりさらに南下して、もう少し下れば大和川を経て堺市に入るというロケーションにある、小さな隠れ家のような一軒家レストランです。
もちろん、父の入院していた病院のお見舞いついでに立ち寄れるということも選ばれたひとつの要因だったのですが、ここのお店のHPやネットでの評判も大きなポイントでした。
そして、結論から言えば、評判どおりのお店で、すごく素敵なランチタイムになりました。
店内に入ってすぐのこのコーナーで待っていると、席に案内していただけます。
人気店のため、数日前の予約でもカウンター席しか空いていませんでしたが、長いカウンターの両端にひと組ずつしか席を作っていないため、むしろテーブル席より落ち着いて食事をいただけたかもしれません。
車を運転する主人はノンアルコールのジンジャエールを、私はせっかくだから・・・とお勧めのカクテルをいただいたのですが、これが後でめちゃくちゃ後悔することになるとは...。
さすがに、半月以上も前の事になるので、記憶も薄れがちなため、この店のブログの過去記事にあったメニューの説明を参考に思い出していきます。
最初に出てきた、小さな一品。
「りんごのムース ハイビスカスのジュレとカルヴァドスの香り
白いりんごのムースと赤いハイビスカスのジュレ。
色合いはチャーミングなコントラスト。
そしてアクセントにはカルヴァドス
(りんごのブランデー)の香り。
やや甘味のあるスッキリしたアミューズです。」
(お店のブログより引用)
(前菜)ア・ラ・ルーシュの贈り物 前菜盛り合わせ
フォアグラの1品といちじくのペースト。
実は、この頃、父の入院に伴ういろいろ雑多なことでかなりまいっていて、それがいきなり退院して、翌日には店に座っていた父に会って、ほっとして気が抜けた部分と、どっといろいろなストレスの反動がきたこと等が重なったのか、この時点から異常に最初のカクテルがまわってきていました。
とにかく眠くて眠くて、半分以上、時には8割方意識がない もうろうとしたような状態で...。
ここから先のメニューは、スタッフの方のていねいな説明も全く覚えておらず、無意識にとりあえず写真撮影をして、”おいしそうだな・・・。”と思いながら、ぼんやりと食事をして、「無理だったら、手伝ってあげるから。遠慮しなくていいよ。」と、とてもうれしそうな主人が、選べるメニューは違うものにして私の分もほとんど食べていたのでした。
それでも、次に続きます。。。
<お店の所在地>
◇大阪市住吉区苅田3-17-4 ℡:06-6697-6632
しかし、春には東日本の震災があったり、夏には実家の父が入院したりして、豪華グルメ体験という気分になかなかなれず...。
「大学の夏休み期間中に、娘が大阪に出た時に2人でどこかに行ってきたら?」と言っても娘は部活やバイトや友人たちとのおつきあいで忙しいらしく、”そのうちに...。”と言っているうちにとうとう9月下旬になってしまったので、主人から、この大阪の住吉区にあるア・ラ・ルーシュを指定され、「かなり早いけど、あんたの誕生日ランチとして、食事に行く。お父さんの病院にお見舞いに行って、ついでにランチに行ったらいいやん。予約をしておくように。」という指令が出た。
”親が入院中だというのに、豪華ランチを食べに行くなんて...。”と躊躇する気持ちは、震災後の時期等に、”こんな時期に、贅沢するなんて...。”と、いろいろなことを控えたくなる気持ちに似ている。
誰かの目を気にするという以前に、自分の気持ちの中に、”とても、そんな気分になれない。”という重苦しい何かを抱えていて、それを払拭するのには、すごく勇気がいるような気がする。
「そんなことをグズグズ言っていて、有効期間を過ぎてチケットをムダにしてしまったらもったいないし、”誕生日のお祝い”という名目があればいいやん。」という主人の理屈に納得して、父のお見舞いがてら訪ねるつもりでランチタイムに予約をしておいたところ、すごい偶然で、その前日に父が退院したという結果となった。
人生って、こうした偶然の数々に、気持ちが救われることって多いのかもしれない。
”偶然は必然”という言葉に、その状況に、活路を見出す時の心境って、そういうものなのだろうと思う。
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Smart boxに入っていた、カタログの中に掲載されたお店の中から、主人が気にいって選んだア・ラ・ルーシュ。
大阪南部にある長居公園よりさらに南下して、もう少し下れば大和川を経て堺市に入るというロケーションにある、小さな隠れ家のような一軒家レストランです。
もちろん、父の入院していた病院のお見舞いついでに立ち寄れるということも選ばれたひとつの要因だったのですが、ここのお店のHPやネットでの評判も大きなポイントでした。
そして、結論から言えば、評判どおりのお店で、すごく素敵なランチタイムになりました。
店内に入ってすぐのこのコーナーで待っていると、席に案内していただけます。
人気店のため、数日前の予約でもカウンター席しか空いていませんでしたが、長いカウンターの両端にひと組ずつしか席を作っていないため、むしろテーブル席より落ち着いて食事をいただけたかもしれません。
車を運転する主人はノンアルコールのジンジャエールを、私はせっかくだから・・・とお勧めのカクテルをいただいたのですが、これが後でめちゃくちゃ後悔することになるとは...。
さすがに、半月以上も前の事になるので、記憶も薄れがちなため、この店のブログの過去記事にあったメニューの説明を参考に思い出していきます。
最初に出てきた、小さな一品。
「りんごのムース ハイビスカスのジュレとカルヴァドスの香り
白いりんごのムースと赤いハイビスカスのジュレ。
色合いはチャーミングなコントラスト。
そしてアクセントにはカルヴァドス
(りんごのブランデー)の香り。
やや甘味のあるスッキリしたアミューズです。」
(お店のブログより引用)
(前菜)ア・ラ・ルーシュの贈り物 前菜盛り合わせ
フォアグラの1品といちじくのペースト。
実は、この頃、父の入院に伴ういろいろ雑多なことでかなりまいっていて、それがいきなり退院して、翌日には店に座っていた父に会って、ほっとして気が抜けた部分と、どっといろいろなストレスの反動がきたこと等が重なったのか、この時点から異常に最初のカクテルがまわってきていました。
とにかく眠くて眠くて、半分以上、時には8割方意識がない もうろうとしたような状態で...。
ここから先のメニューは、スタッフの方のていねいな説明も全く覚えておらず、無意識にとりあえず写真撮影をして、”おいしそうだな・・・。”と思いながら、ぼんやりと食事をして、「無理だったら、手伝ってあげるから。遠慮しなくていいよ。」と、とてもうれしそうな主人が、選べるメニューは違うものにして私の分もほとんど食べていたのでした。
それでも、次に続きます。。。
<お店の所在地>
◇大阪市住吉区苅田3-17-4 ℡:06-6697-6632
Posted by Dreamer at 07:25
│グルメ (大阪)