2014年12月04日

イエスミュージックの夜

この日は、大阪のオリックス劇場で行われたイエスのライヴ音符へ。


イエスミュージックの夜 イエスミュージックの夜

当日、会場で購入した「Re-Live (リライブ)powered by LIVEtoGO」と、パンフレット



この週、風邪気味であまり体調が良くなかったのですが、チケットを購入してからずっと楽しみにしていたので、できるだけ無理をしないスケジュールで過ごし、なんとか無事にこの日を迎えることが出来ました。スマイル

今回来日したYESのメンバーは、キーボードがジェフ・ダウンズ、ボーカルがジョン・デイヴィソン。

同じメンバーで2012年に来日した時は、リック・ウェイクマンジョン・アンダーソンがいないYESにひっかかりを感じて、グダグダ思っていた私がいたんですが...。アセアセ

今回は、”私が一番好きだった「こわれもの」と何度も聴きこんでいた「危機」という2枚のアルバムを完全再現するライヴ”ということなので、全く悩むことも躊躇することもなく、販売開始と同時にチケットを購入してありました。

イエスミュージックの夜


この秋の井上陽水「氷の世界ツアー2014」でも思っていたことですが、青春時代がレコード世代だった私には当時のLPの曲順そのままに演奏されるライブというものは、まさにレコードレコードを聴きこんでいたその当時の自分の気持ちやさまざまな感情が、より強く甦ってくるような気がします。

LPレコードに針を落として、A面が終了し、レコード盤を裏返してB面の最初の曲は、その手順を経ることによってA面に収録されていた曲の続きとしてつながっている。

この日、最初に「危機」のイントロがスタートしてから最後の曲が終了するまでの流れの中で、クリスのベース、スティーブのギター、アランのドラムの音を聞き、演奏する姿を見つめながら、どうしてもキーボードのジェフの後姿にリックのイメージを重ね、同じ音を求めてしまって演奏の違いを感じていたのですが...。
ボーカルのジョン・ディヴィソンの歌声や姿はアンダーソンとはもちろん違っているのだけれど、往年のイエスファンのひとりとしてはどうしても重なって求めてしまうジョン・アンダーソンのイメージの延長線上で、のびのびと楽しげに歌っている彼の姿や声をいつのまにか違和感なく受け入れている私がいました。

そのため、その後に続いて演奏された現在のメンバーでのイエスの最新アルバムからの2曲も、自然な形で聴き入っていて。

途中、休憩を取らず、MCも少なく、「こわれもの(Fragile)」がスタート。
大好きだったアルバムとはいえ、当然オリジナルメンバーでこういう形でライブを見たことがなく、初めてのことでしたから...。どんどん、彼らの音の世界に、ひきこまれていきました。

ジョン・ディヴィソンというアメリカのミュージシャンは、イエスのトリビュートバンドに参加して活動されていたとのことで、本当にイエスの音楽を、ジョン・アンダーソンをリスペクトされているんだな...と、ステージ上の彼の姿や歌声からストレートに伝わってくるものがあって、それゆえに、微妙な違いをあえてこだわることなく、素直に受け入れてしまえるような気がしたのだと思います。

だからこそ、「アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル」に続いてアンコールで演奏された「ロンリーハート」もまた、とてもストレートに、素直に聴けて、この日のライブは感動のうちに終了しました。ピカピカ

もっと言うと、初期メンバーの頃からずっとイエスというバンドがめざしていた音楽、求めていた音楽の世界観と同じものを、今、現在のイエスのボーカリストとして在籍している彼もまた、真剣に彼なりにめざし、求めている...という、そんな気がした。ということなのだと、思います。

それは、たぶん、今現在はイエスというバンドを離れて音楽活動を続けているRick wakemanが今年来日した際のライヴを聴いている時に、感じたものにも似ていて。赤面



”会いたい人には、会いに行こう。
行きたいところには、出かけて行こう。
聞きたい音楽は、聴きに行こう。

そのためには、自分自身が健康で元気でいないといけないと、思う。”



2012年には好きな音楽の事ですらグダグダ悩んで考え込んでいた私から、今年そこまでふっきれたということは、少しずつでも進歩して、成長して、変化しているのだろうと思います。


そして、変化を素直に受け入れられるということは、ある意味で進歩であり、成長なんだろうな...と、納得してしまうのです。












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Posted by Dreamer at 09:29 │音楽の話