2011年08月23日
紀州鉄道 西御坊駅 (2011.8/7) ~廃線を訪ねて~
たとえ「鉄道ファン」と言っても、それぞれこだわりどころが違っていて、電車の車両や各種グッズや駅や時刻表など、興味のむかうところによって、いろいろジャンルがわかれているらしい。
そして、うちの主人が今年、いきなりどっぷりはまっているのは鉄道廃線跡。関連の書籍を図書館で借りたり、ネットで見つけては購入したり、私にはよくわからないけれど、主人なりのマイブームのようです。
と、いうことで、今年の夏の小旅行で、主人が個人的に楽しみにしていたのは紀州鉄道西御坊駅。
ここは、昭和9年に開業した時点で御坊駅から日高川駅まで総延長3.4kmというミニ鉄道だった路線で、平成元年に西御坊駅から日高川間の0.7kmが廃止されてからは全長2.7kmの日本一のミニ鉄道となったという。(「鉄道廃線跡を歩く」宮脇俊三編著、JTBキャンブックス P154参考)

ここを紹介されていた上記の書籍の初版が2001年。それから、さらに10年経っている現在でもなお、西御坊駅で線路が止められた形のまま、その先にも、以前の線路跡が残っています。

その風景は、まるで、人の思いの象徴のようにも見えます。
流れる川の上にかかっていたであろう橋梁はすでになくなっていても、それでもまだ先に、線路だけが残っている。続いている。





<紀州鉄道 西御坊駅の所在地>
◇和歌山県御坊市薗563
そして、うちの主人が今年、いきなりどっぷりはまっているのは鉄道廃線跡。関連の書籍を図書館で借りたり、ネットで見つけては購入したり、私にはよくわからないけれど、主人なりのマイブームのようです。

と、いうことで、今年の夏の小旅行で、主人が個人的に楽しみにしていたのは紀州鉄道西御坊駅。
ここは、昭和9年に開業した時点で御坊駅から日高川駅まで総延長3.4kmというミニ鉄道だった路線で、平成元年に西御坊駅から日高川間の0.7kmが廃止されてからは全長2.7kmの日本一のミニ鉄道となったという。(「鉄道廃線跡を歩く」宮脇俊三編著、JTBキャンブックス P154参考)
ここを紹介されていた上記の書籍の初版が2001年。それから、さらに10年経っている現在でもなお、西御坊駅で線路が止められた形のまま、その先にも、以前の線路跡が残っています。
その風景は、まるで、人の思いの象徴のようにも見えます。
流れる川の上にかかっていたであろう橋梁はすでになくなっていても、それでもまだ先に、線路だけが残っている。続いている。
どこかにむかっていた思いをせき止めて、
区切りをつけて、
日常の中ではその先の線路はもう使うこともなく、
その上を電車が走ることも、
人が生活のために移動することもなくなった、
野ざらしになったままの線路や踏切跡。
そこにあるのは、ロマンというには
切ないような、思い出なのかもしれません。
区切りをつけて、
日常の中ではその先の線路はもう使うこともなく、
その上を電車が走ることも、
人が生活のために移動することもなくなった、
野ざらしになったままの線路や踏切跡。
そこにあるのは、ロマンというには
切ないような、思い出なのかもしれません。
<紀州鉄道 西御坊駅の所在地>
◇和歌山県御坊市薗563
Posted by Dreamer at 12:55
│お出かけ (南紀)