2011年08月14日

お供えの焼き菓子から発展した雑感と、お茶菓子のケーキ。

先日お供えしておいた焼き菓子の詰め合わせを、昨日、新しくお盆のお供えをする際にお下がりにして、義母、義弟宅、我家の分とで分けました。

お供えの焼き菓子から発展した雑感と、お茶菓子のケーキ。


お供えものって、最終的にはお下がりにしていただくものなので、故人の好きだったものを意識しながらも、できるだけ、みんなが喜ぶようなものを選ぶようにしています。

私たちが同居時代、何かを分けるとなると、義父母、主人、私、娘とまだ赤ん坊だった息子の6人で1軒、義弟夫妻の2人が1軒という考え方が基本として、ずっと、”2軒で半分ずつ”という発想をされておられました。

メロンが2個なら1個ずつ、8個入りのお菓子なら4個ずつで、2軒で半分分け。

そんな”物の分け方”は、別にどうでもいいんですが、その根本的な考え方自体には微妙な問題があって。タラーッ

阪神大震災の後、半壊となった実家を主人が建て替える話が出た際に、それまでの完全同居の生活ではいろいろひずみが出ていたこともあって、2世帯住宅にするという流れになった時、あたりまえのように、”義父の土地に主人が2世帯住宅を建てて、1世帯に義父母と私たち家族4人の6人で住み、もう1世帯分には義弟夫妻が住む”という条件が提示されました。

人数割合では6人:2人であるにもかかわらず、権利においては1:1で半分ずつという発想や、費用や諸々の責任はすべて片方だけが負うことがあたりまえという発想は、どう考えても変だと思うのですが、その気持ちを理解してもらえるどころか、”背負う責任や義務と同じだけの、最低限の権利”を訴えているつもりの考え方を、”欲深い”と言われてしまう事は、さすがに、私の理解と許容と忍耐の範疇を超えたものでした。

その結果、いろいろな混沌の中で私が体調を崩し、私たちは同居を解消していただき家族4人で現在の我家を築き、実家は義両親が補修され、その当時借家住まいだった義弟夫妻に実家を守る権利と義務をお譲りしたつもりだったのですが、なぜか、その後、義弟夫妻も実家と別のところに家を購入されてしまいました。

そして現在では、主人実家(義母宅)と我家と義弟宅の3家族3軒という発想で考えることが、基本となっています。
(ただ、一緒に外食した際の会計等のような負担が生じて、費用を分ける際の基本としてはきちんと人数の頭割で行っています。所属人数が1:4:2なのに、負担する費用分担がそれぞれ1/3ずつなんて発想は、あきらかにおかしいと思うのが、普通だと思います。)

そして、お供えのお菓子等を3軒3等分が基本であることと同様に、さまざまな義務や責任も3等分していただけると考えるならば、我家においては、4人家族で果物やお菓子を少しずつ分けあって楽しく味わえるように、背負うべき重い荷物も1/3で、その義務と責任を子供達と一緒にさらに分けあえることをありがたいと思っています。

責任を果たすために必要な権利は認めていただけず、背負うべき重い責務だけをたくさんいただいて、義務と責任だけが重くのしかかり、ただ文句を言われるだけの立場になってしまうと、とても心身ともに持ちこたえられないと身にしみてすでに経験しておりますので、申し訳ありませんが、そういう状況はご遠慮させていただきたいと、心から願っています。

何卒、よろしくお願い申し上げます。m(__)m  (←これって、いったい誰に、お願いしているのだろう・・・。アセアセ


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東加古川のケーキ屋さんプロップの、ケーキいろいろ。

お供えの焼き菓子から発展した雑感と、お茶菓子のケーキ。



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昔から、「平等」ってことの難しさはよく言われることで、たぶん、どの立場に自分が立つかという立ち位置(=視点)が変われば、物の見方は全く違ってくるものだとも、思う。

たとえば、雪山で遭難したとしたら、持っている食料をどういうふうに分けあうのか。
おとなとこどもは同じ分量でいいのか、助けを呼びに行く役割を負う予定の健康な人間とケガをして弱っている人間と、どちらを優先すべきか...等々。

そういうことって、きっと、永遠のテーマで、そこには「正解」なんてありえないような、そんな気がする。

結局は、みんなが満足する結論を出すというよりは、”「理想」と「現実」のバランスがうまくとれるところで、みんながある程度妥協していかないと仕方がないのだろうなぁ...。”と、思う。





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Posted by Dreamer at 11:49 │日常の雑感